こんにちは。スタッフの岡田です。
毎日、暑いですね~(;´・ω・)
早いもので8月も、もう後半。夏休みの終わりも間近で、少し寂しい感じもします。
第5回修理ブログは、JUKI SPUR90S 職業用ミシンのご依頼です!
厚物を縫っていて、針が折れてから、全く動かないし、電源も入らないとのことです。
点検をすると、折れた針が釜にはさまった状態で、プーリーを回してもビクともしません。
電源が入らないのは、無理してヒューズがとんだのだろうと推測。
釜を分解して針を取り除き、傷も修復して軽く回るようになったところでヒューズを交換。
これで大丈夫だろうと電源を入れたところ、、一発でヒューズがとんでしまいました。
テスターでいろいろ調べたところ、電子基板はおろか、モーターも変圧器もすべてショートしているのです。
つまり、電気回路の主だったものは全滅だったのです。
こんなことは、あまり例がないのでメーカーさんに問い合わせると、新しいのを買ってもらってください。とのこと。
その旨をお客様に伝えると、使用している方は少し認知症の入ったご高齢の方で、
あと、どの位使えるかどうかわからないし、
ミシンの外観が変わると使わなくなるので、なんとか安く修理してほしい。とのこと。
そこで直流モーターを使用していたのをすべて取り外し、中古の交流モーターとフットコントローラーで組み立てて、
多少改造して、お客さまにお渡ししました。
おばあちゃんにもご家族の皆様からも大変喜ばれ、よかったです。
おばあちゃんの嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。