ミシン修理ブログ第22回 リッカ-マイティB3 全く動かない

 

  皆さん、こんにちは!スタッフです♪

 早いもので2月ですね~(*^-^*)

 この間、Happy New Year!って

 言ってたような気がしますが…。

 一日の早さ、一年の早さに恐怖を感じるこの頃です(笑)

 

  さて、今月は、リッカ-マイティB3の修理依頼です。

 ミシンが全く動かないということで、持って来られました。

 このミシンは1982年製で、34年ほど前に作られたミシンです。

 当時としては、良く出来たミシンで、

 電子のお針箱マイティと宣伝され、今でもよく目にします。

 

  針が折れて、糸が釜に絡んでから、全く動かなくなったとのこと。

 その前から時々、何かの拍子に針が動かなくなることが

 あったそうです。

 今のミシンと違って、工業用の釜とボビンケースを

 使用しています。だから、釜に折れた針が喰い込んだか、

 もしくは糸の喰い込みだろうと考え、釜を分解してみると、

 糸が喰い込んでいました。

 糸の喰い込み取り除き、釜を組んで運転してみると、

 ガツンと音がして、その後全く動かなくなりました。

 リッカ-マイティB302.JPG  リッカ-マイティB301.JPG 

 よく見てみると、針棒の上につけてある位置決めブロックの

 ネジが緩んで、針棒の上下の動きを邪魔しています。

 時々動かなくなっていたのは、糸通し器の位置決めブロックが緩んで、

 ミシン本体の一部に当たっていた為でしょう。

 リッカ-マイティB303.JPG

 糸通し器もきちんと使えるようになり、ミシンも軽快な運転音となりました。

 「いつ、ガツンといって動かなくなるか。」

 そんなひやひやしながらのソーイングはストレスが溜まりますし、

 直せなくなるような故障につながります。

 完全に動かなくなるまで使わずに、おかしいなという状況に

 なったら、早めに修理に持ってきてくださいね(*^-^*)