みなさま、こんにちは。スタッフです。
ついに3月!入園・入学時期がやって参りました。
毎年この時期は、ミシンの修理・購入・使い方など
お客様が多いです。
というわけで、今月は、
入園・入学にちなんだ修理ブログです。
お子様の通園バックを作ろうとしたところ、
ベビーロックの3本糸ロック衣縫人のエアー糸通しが
出来ないということで持ち込まれました。
BUNKA3500です。
このロックミシンは、ベビーロックさんから
文化服装学院の生徒さん向けに作られた衣縫人で
BL35と同じタイプです。
お話をお伺いしたところ、文化服装学院を卒業してから
お勤めが忙しく、長い間使用していなかったそうです。
しかし、この度、入園グッズを作ろうと思い取り出したら、
エアー糸通しも出来ないし、ミシンのプーリーを
回そうとしてもすごく重いということでした。
お預かりして、エアーパイプを連結しても勢いよくパイプが
連結されません。空気が洩る状態です。
また、その部分を調節し連結しても糸が飛び出してきません。
そこで、パイプの中を清掃してみると、糸屑のホコリが
次々と出てきました。
内部もキレイに清掃して、オイルとグリスを注入し、
動きも軽くなりました。
糸調子が悪かったのは、糸調子皿の中に糸屑がこびりついて、
2枚の糸調子皿が糸を締めあげられないのが原因でした。
ダイヤルの目盛りも4-4-4の位置で
最適になるように調節し、完成です。
ロックミシンは、布をカットしながら縫い進んでいくので
普通のミシンと比べて、綿ボコリがいっぱい出ます。
時々、エアーダスターなどで、
ホコリを取り除いてあげてください。
また、パイプが詰まった時などは、
付属品のワイヤースレッダーを糸の差込口から
通していくと糸屑がカンタンに取れますよ♪
試してみて下さいね(*^-^*)