ミシン修理ブログ第2回 JUKI HZL1000 針がすぐ折れる

 

 ミシン修理ブログ第2回は、JUKI ザ・ミシンシリーズです。

 

 今回は、針がすぐ折れる、模様縫いをしたり、ボタン穴かがりをすると針が下がらなくなって

 縫えなくなったとのことでした。

 

 JUKI HZL1000、9800、9900等のザ・ミシンシリーズでは、

 針棒の横への振れすぎを防止するストッパーのゴム部分が

 弱くなってなくなったりすると、針が布押えや針板にあたって折れることがほとんどです。

 また、模様縫いの時に針が下がらなくなるのは、針棒位置バネ(組)のゴムがなくなって、針棒の上端が

 クッションの役目を果たさなくなり、正常に作動しなくなる。というのがほとんどの原因となっています。

 JUKI HZL1000分解1.JPG JUKI HZL1000分解2.JPG

 その他、このシリーズでは、下部プーリーベルトギヤーが割れて、

 釜ずれすることが原因で針が折れることが多いです。

 さいわい、このミシンは下部プーリーベルトギヤーは大丈夫でしたので、2か所の部品交換だけで、

 修理できました。

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