ミシン修理ブログ第68回 JUKI SPUR30SP SL300EX 返し縫レバーがバタバタ動く

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*'ω'*)

 コロナウイルスの影響で、国全体がどんよりしており、

 気を病んでしまいそうです。経済的な影響も大きいですし、

 イベントや外出自体が自粛ムードで、お出かけすら悪いことを

 している気分になります。

 …とはいえ、いつまでも籠っていられませんし、対策・予防をしつつ、

 楽しいことを探すようにします!!(^^)!

 

  さて、今回は同じような修理依頼が立て続けに入ってきたので、

 ご紹介したいと思います。

 JUKI SPUR30SP、SL300EX

 フットコントローラーを踏むと返し縫いレバーが上下にバタバタと

 動いてしまうということです。

 うるさい上に仕事にならないと修理に持って来られました。

 

 今までにこういった例が無かった為、びっくりしましたが、

 油をあまり注されていなかったとのことなので油切れによる故障だろうと思いました。

 油切れにより、返し縫いレバーの中心軸と縫い目の粗さ調節ダイヤルの元部分が

 固くなっているのではないかと思い、油を注して様子を見ましたが全く動きません。

 焼き付いた状態になっている可能性も考え、軽くハンマーで叩いてみましたが変化なしです。

 JUKISL300EX01.JPG

 浸透性の強い油を使い、ハンマーで叩いたりしながら時間をかけて気長にやっていると

 ようやく返し縫いレバーが使える様になりました。

 JUKISL300EX02.JPG

 それと同時に動き自体もスムーズになり、正常といえる段階まで直りました。

 JUKISL300EX03.JPG

 今回のケースは、時々でも油を注して頂けていれば、起こらなかった故障だと考えられます。

 職業用ミシンは、コンピューターミシンと違い、使用説明書に注油する箇所が書いてあります。

 それを見ながら、時々油を注してメンテナンスをして頂ければと思います。

 回転もスムーズになりましすし、音も静かになりますよ(*‘∀‘)

 どうしても分からない、油を注すのが怖いなという方はご来店下さい☆