ミシン修理ブログ第55回 ベビーロック BL-241 電気はつくけれど動かない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです。

 先週くらいから一気に寒くなりましたね~(´・ω・`)

 冷え症の私は、着こんでも着こんでも寒い気がしています…。

  先日、社長が日課のウォーキングに行った際、

 近くの公園に咲いていた桜を撮影して来てくださいました♪

 冬に桜?と思う方もいるかもしれませんが、秋から冬にかけて咲く桜があるそうです♪

 「ヒマラヤザクラ」という名前の桜だそうですよ~!

 桜0.jpg

 葉っぱは多いですが、やっぱり桜はいいですね('ω')

 少しだけ春気分を味わえました!お近くの方はぜひ見に行ってみて下さい(*'ω'*)

 

  さて、今回は、ベビーロック BL-241 の修理です。

 当店で修理をされたことのあるお客様から、

 「15年程前に購入した妹のロックミシンが動かなくなったので、10年程前に

 他店へ修理をお願いしたところ、部品が無いから直せないと言われ、購入をすすめられた。

 値段も高かったし、その時は買わず、故障したロックミシンも捨てられずにいた」とお問い合わせがありました。

 ロックミシンが使えない為、たち目かがりを使い、間に合わせていたそうです。

 今回、お姉さんのミシンが直ったというのを聞き、「私のロックミシンも直るかも!」と思い、

 お姉さんに頼み込んで、持って行って貰ったとのことでした。

 

  電球がつくため、最初はモーターのキャップが破損して中のカーボンブラシが飛び出して

 動かないのだろうと思い、モーターを点検しましたが問題ありません。

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 BL24と同型なので、安全装置は無いだろうと思っていましたが、カバーを取り外していくと

 前カバーの所に安全スイッチが付いていました。又、押え棒の安全スイッチもあり、

 合計2か所ついていました。よく見ると、両方の安全スイッチが、作動しない状態でゴミが固まり、

 電気が流れないOFFの状態になっていました。

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 この安全スイッチをよく掃除し、接点復帰処理をすると、動き始めました。

 私自身、こんな状態になっているのは初めて見ましたが、故障の仕方も原因もいろいろだなぁと

 改めて思いました。ロックミシンも10年程放置されていたので、固まってしまい、プーリーも

 回らなくなっていました。分解掃除して、オイルを注入し、グリスを駆動カムなどに塗布することで

 軽く動くようになりました。糸調子なども調整して、納品いたしました。

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 後日、妹さんから連絡があり、「捨てないでとっておいて良かった。病気と同じで、

 1軒のお医者さんにかかって諦めるより、何軒も回ってみることも必要ですね」と言っておられました。

 本当に直ってよかったです。

 同じような症状でお困りの方、ミシンの修理を諦めている方も、

 一度お問い合わせくださいね(*'ω'*)