皆さん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)
もう9月も終わりですね。今月は先月に続き、何かと忙しく
修理ブログの更新が遅くなってしまい、すみません。
まだまだ暑い日もありますが、肌寒くなってきているので
風邪など気を付けて下さいね(*'ω'*)
さて、今回は何度もブログに登場しております、エルナプレスの修理です。
スイス製 エルナプレス GENEVE2000 EP43 こちらのご依頼です。
お話をお伺いすると、6年前にプレスの押えレバーのハンドルが折れてから
使用していないとのことでした。
高価なものだったので、捨てるには勿体ないし、購入したデパートに聞いても
修理する会社がわからない、カタログに記載されている所に電話をかけても
繋がらないので諦めていたそうです。
それで、もう一度インターネットで調べて、当店にたどり着いたとのことでした。
お電話の中で、折れたレバーも一緒に宅急便で送っていただいて、
新しく作り替えるか、補修でいけるか、届いてから見積もりを出すことにしました。
品物が届いてから見てみると、全体的にデザインが流線的になっており、
スイッチ等も防水加工がされ、見た目もあか抜けた感じになっていました。
しかし、折れた部分を見ると、力が入る部分なのにプラスチックで
加工されており、鉄の芯棒が中に入っていません。鉄の芯棒が終わった所から
ポッキリと折れていました。
その為、折れた箇所から10cm奥の方までプラスチックを取り除き、
芯棒だけにしました。そして、芯棒に4cmくらいの長ナットを取り付け、
もう片方に建築金物のT型ネジを締付ました。
更に、長ナットと芯棒に4か所通し穴を開けて、
タップでネジを切り、弛まない様にネジを締付ました。
鉄芯のところは、シリコンホースを通してカバーにし、アイロンプレスの熱が
作業者の身体に当たってもやけどをしないようにしました。
手元の力を入れるハンドルは、T型金物の上部に木の柄をつけて
握りやすく、力を入れやすいように加工しました。
内部の電気回路も再度点検し、コネクターなども弛んで抜けない様に処置しました。
アイロン台のスポンジセットの下は木の台だけでしたので、スポンジが無くてもいいように
3㎜厚のコルククラフトを貼り付けました。
全部組み込んで、実際にプレスしてみると快調です。
エルナプレスは首都圏で良く売れていたらしく、修理依頼はほとんどそちらからです。
同じような症状で悩んでいる方、ミシンの使い方がわからない、
調子がおかしいなど、お困りのことがありましたら、
お気軽にお問い合わせ下さいね♪