皆さん、こんにちは!スタッフです。今年は例年にないほど雪が降っていますね~(;´・ω・)
寒さが厳しく、インフルエンザや風邪も猛威を振るっています。
まだまだ寒さが続きそうですが、元気に頑張っていきたいと思います!
そして、今日はバレンタインデーですね。素敵な一日をお過ごしください(*'ω'*)
さて、今回の修理ブログは、JUKI ザ・ミシンシリーズのHZL-7700です。
普通に縫えるけれど、パタパタと音がしてうるさいとのこと。
今にも壊れそうな音がするので修理して欲しいとご依頼がありました。
1ヶ月前にも、同業他社様から「HZL-7800が縫えるけれどパタパタと異常な音がする、
なぜそのような音がするのか分からないので修理して欲しい」と依頼がありました。
その時と同じなので、大体の予測はつきました。
「購入してから、ほとんど手入れをしたことがないので、分解して、
オイルやグリスも注入してほしい」とのことでしたので、お預かりしました。
JUKIのザ・ミシンシリーズは、ほとんど同じような構造になっていますので
他の機種でも同様の症状になる可能性は高いです。
分解してみると、糸送りをするローラーの隣の電磁石の先の糸を挟む金具部分は
見た目には異常がなさそうです。しかし、パタパタ音がするところは、
ここしか考えられません。
実際に電気を入れて動かしてみると、糸締めをする時、電磁石に電気が入って
パチャっと金具が引っ付きます。電気が切れると、また金具が開きます。
金具を引っ付けたり、開いたりする為に、5㎜径ほどの芯棒が使われており、
芯棒の外周にコイルスプリングが巻き付けられています。
その芯棒の下側の溝に取り付けられているEリングがなくなっている為、
芯棒が踊ってパタパタと音がしていました。これが原因です。
Eリングを取り付けて試運転してみると、パタパタと音を立てることなく
動きます。あとは、各部を清掃・注油して、組み立てて完成です!
音も軽やかになり、快調に動くようになりました。
同様の症状やミシンの調子が悪いなど、悩んでいる方がおられましたら、
気軽にお電話ください(*'ω'*)