皆様、あけましておめでとうございます。
新年のご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。
今年も皆様にご満足して頂けるサービスをお届けできるよう努力して参ります。
ブログの方も元気に頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
さて、新年最初の修理ブログは、ジャノメ503型、Monage E2000です。
お客様から、「しばらくぶりに使おうとしたら電気は点灯するけど、
スタートボタンを押しても全く動かないので修理して欲しい」とお電話がありました。
訪問して、ミシンを見させていただきました。スタートボタンを押すと、少しだけ
動きましたが、その後が動きません。考えられるのは、スタートボタンのところの接点不良か、
電子基板のリレーに相当する部分の基板不調、モーター不良のどれかです。
あとはコネクターの接点不良ということもたまにあります。
いずれにしても、ミシンを分解しないといけないので、預からせていただくことになりました。
持ち帰り、分解してみると、コネクターは問題ありません。
ミシンもまだ綺麗な状態で、目視検査ではモーターも問題ありません。
押しボタンスイッチに酸化被膜が出来て、スイッチの入りが悪いのだろうと考え、
接点復帰処置をしたところ、調子よく動き始めました。
ただ、モーターの動きに波があるなぁと思いながら、ミシンを組み始めました。
しばらく使っておられなかったので、多少動きが安定しないのだろうと
安易に考え、カバー等も取り付けて組み立てました。
しかし、スイッチを入れてみると、再び、電気は点灯しているのに全く動かない、
という状態になりました。
再度、分解して、モーターも本体から取り外してみると、
モーターの裏側のカーボンブラシのふたが壊れて、カーボンブラシが飛び出していました。
これが原因でした。
モーターと本体の隙間が狭く、完全に飛び出さないでいた為、時々動いていたようです。
カーボンブラシとキャップを新しいものに交換して、OKとなりました。
ミシンが比較的に新しい為、私自身、先入観があり、
まさかそんなところが悪いとは思ってもいませんでした。
変な先入観は持たないで、仕事をしなければ、とんでもないミスをやりかねませんね。
とても考えさせられました。これからも新しく学んだことを忘れず、
お客様に満足いただける仕事をしていきたいと思います。
同じ症状の方、ミシンの調子が悪いけど、どこに相談したらいいのかわからない方、
気軽にお電話下さいね(^^)