みなさま、こんにちは!スタッフです(^^)/
毎週土日が雨で潰れていましたが、ここ最近は晴れの日が続いていますね♪
遅れていた稲刈りも何とか進んでいますが、土が乾かず、
トラブル続きで思うようには終わりません(;^ω^)泣
早く全てを終わらせてゆっくりしたいと思う毎日です。
体調を崩される方も増えているようなので、風邪などにも気を付けたいですね☆
さて今回は、ジャノメ770Sの修理依頼です。
針が布押えに当たって下がらないので見てほしいと、同業の方が持って来られました。
見てみると、直線縫いの時は、針が中心よりかなり右に寄ってはいるものの、
針は上下に動きます。しかし、ジグザグにすると完全に穴から外れてしまい、
針板に当たってしまいます。
どうしてこうなったのかわからないとのことでしたので、
落下による衝撃か、ネジの弛みかと思い、外観をみると、
ネジの弛みなどは、見受けられませんでした。
内部のステッチ切換のドラム機構に問題があるのかもしれないと思い、
一晩預かって分解し、内部を検査してみることにしました。
最初は、振幅ロッドとステッチ切換のドラム機構のネジの弛みなどを
予想していたのですが、中は全く問題ありません。
調べて行くと、針をジグザグに動かすための振幅ロッドと針棒支持体の支持軸を
止めるネジはしっかり止まっているにも関わらず、
そこの所に強い力が加わって動いたようです。
そこのネジを弛めて、針を針板の中心に来るように調整し、
ネジを締めてジグザグの振り幅はOKとなりました。
釜と針の糸のすくいあげる位置も狂っているので、
釜の下の歯車を止めてあるネジを弛めてタイミングを調整して、
再びネジを締めて試縫いをし、Okとなりました。
こんなところが原因で、針の落ちる位置が変わってしまったというのは、
何千台も修理してきて初めてだったので、驚きました。
学校の授業で使われているミシンとのことでしたので、
机から落としたのかもしれませんね。
ミシンを落とした場合、通常は、ミシンの外部が破損したり、衝撃でミシン自体に
ひずみが出たりするものですが、ひずみが無かったので、
部品を交換することもなく、修理出来てよかったです。