ミシン修理ブログ第27回 シンガーApricot9700 直線縫い ギャザーが寄る

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです

 まだ7月初めだというのに暑いですね~(;´・ω・)

 毎日30度超えで、エアコンが必須になってきました。

 熱中症になる方も増えているので、

 水分補給をしっかりするなどの対策をして、

 元気に夏を乗り切りたいですね(*'ω'*)☆

 

  さて、今回は、シンガーApricot9700の修理依頼です。

 自動糸調子なのに、直線縫いをするとギャザーが寄ってしまい、

 どうにもならないということで持ち込まれました。

 

 多分、糸送りローラーのところに糸が絡まって糸調子が

 悪くなっているのではないか?と考え、

 上カバーを開けてみましたが、見えません。

 プーリーを手で回してみると、動きが重く、

 このままではいずれ針が上下運動しなくなるので、

 オーバーホールをお勧めしました。

 

 分解してみると、シャフトや軸受部に油分が少なく、

 回転も重いので、全部に油を差しました。

 シンガーapricot970001.JPG

 回転が滑らかになったところで、ローラーの部分を

 分解してみると、ぎっしりと糸が絡み、巻き込んでいます。

 やはり原因は、これだったようです。

 シンガーapricot970002.JPG

 その部分の糸を取り除いて、組み直しますと、

 バッチリ!ミシンも軽快な音になりました。

 また、糸切りのタイミングが少し狂っており、

 上手く切れなくなっていたので、

 タイミングを調整し直し、OKとなりました。

 シンガーapricot970003.JPG

 コンピューターの糸調子は、電子ミシンの上糸調整器と違い、

 糸調子皿がないので、ご家庭では調整することが困難です。

 こんな時は、早めにミシン屋さんへ修理に出されることをお勧めします。