みなさん、こんにちは!スタッフです。
過ごしやすい季節になりましたね(*^-^*)
私の家では箱苗を済ませ、田植えに向けた準備をしています。
雨も多少は降らなければいけませんが、
やはり快晴の方が心も体も軽いような気がします♪
さて、今回は、28年前のジャノメコンビDXの修理依頼です。
5センチ程縫うと、新しい糸なのにすぐ切れる、
目とびもするし、針も折れるということで持って来られました。
このミシンは、1台2役、2本ロックと普通縫いが
切り替えできるので当時は大変人気がありました。
すぐに直せるだろうと思い、お客様と一緒に糸切れする原因を探しました。
針板に深い傷があるのでは?と思い、針板を外して点検しましたが
異常ありません。次に、糸が弱いのでは?と思い、
糸を引っ張ってみましたが大丈夫です。
糸の通り道に傷があるのでは?と思い点検しても
こちらも問題ありません。
ひょっとして針を逆につけたり、工業用の針を間違って
つけておられるのではないかと点検しても異常ありません。
釜と針の隙間は少し広そうですが、針が折れるような問題点はなく…。
もっと詳しく調べないと原因がつかめないので
お預かりして分解し、調べてみました。
目視では見逃していましたが、針先の先端の位置が
大釜の正規位置まで降りてきません。
また、釜の剣先が針についている糸を下死点まで下がらないうちに
拾っていました。これが原因です。
針が糸を拾ってからまだ少し下に下がるので、糸取バネが
うまく機能せず、糸が弛んでしまって、天秤から外れ、
うまく縫えなかったのでしょう。
お客様は忘れておられましたが、多分ジーンズなどの段差のある
所を勢いよく縫われて、針棒の高さが狂ったのだろうと思います。
針棒を正規の高さで取付け、針と釜の隙間、
針と釜の剣先の糸の拾い具合を調整して組み立て
OKとなりました。
ミシンのガチャガチャ音もしなくなり、会長な縫い音となりました。
同じような症状の方、ミシンの調子がおかしい方、
お気軽にお問い合わせ下さい(*'ω'*)