ミシン修理ブログ第1号は、シンガーApricot9700です。
「使っているうちに段々重くなってプーリーが全く動かなくなった。」と言って持ち込まれました。
プーリーを前に回しても後ろに回しても全く動かなくなった。とのこと。
たしかに持ち込まれたミシンのプーリーを、かなり力を入れて回してもビクともしません!
分解してみるとシャフトと軸受・針棒クランクロッド等が油切れで焼き付いた状態でした。
浸透性の高い防錆潤滑剤をスプレーして時間をかけてもビクともしません。
普通は、この処置をするとなんとか動くのですが…
他に考えられる所は、外釜と釜軸油芯の固着です。
外釜を分解して、釜軸を抜いてみると、油切れで焼き付いた状態でした。
なんとか分解して、軸を研磨して、ミシン油をさし、組み込んでやるとOKとなりました。
これで無事、持ち主様にお渡しすることが出来ます!
ここまで固くなることは滅多にないのですが、おかしいな?という状態になったら、
無理に使用しないでお電話くださいね♪