ミシン修理ブログ第1回 シンガーApricot9700プーリーが動かなくなった

 

ミシン修理ブログ第1号は、シンガーApricot9700です。

「使っているうちに段々重くなってプーリーが全く動かなくなった。」と言って持ち込まれました。

プーリーを前に回しても後ろに回しても全く動かなくなった。とのこと。

 

たしかに持ち込まれたミシンのプーリーを、かなり力を入れて回してもビクともしません!

分解してみるとシャフトと軸受・針棒クランクロッド等が油切れで焼き付いた状態でした。

201442134929.JPG シンガーApricot分解.JPG

浸透性の高い防錆潤滑剤をスプレーして時間をかけてもビクともしません。

普通は、この処置をするとなんとか動くのですが…

他に考えられる所は、外釜と釜軸油芯の固着です。

外釜を分解して、釜軸を抜いてみると、油切れで焼き付いた状態でした。

なんとか分解して、軸を研磨して、ミシン油をさし、組み込んでやるとOKとなりました。

これで無事、持ち主様にお渡しすることが出来ます!

シンガーApricot9700修理後.JPG

ここまで固くなることは滅多にないのですが、おかしいな?という状態になったら、

無理に使用しないでお電話くださいね♪