ミシン修理ブログ第65回 JUKI e60 電源が全く入らない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 10月に入り、大分涼しくなってきましたね。昼間は暑いときもありますが、

 朝晩は冷え込むことも多く、体調不良になる方が増えているようです。

 インフルエンザも流行っているという噂ですので、しっかりと対策をして

 元気にがんばりましょう!(^O^)/

 

  さて、今回は当店でウェーブロックBL69WJを購入されたお客様からの修理依頼です。

 「ここで買ったミシンではないのですが、見てもらえますか?」とJUKIのe60を

 持って来られました。スイッチを入れてもウンともスンとも言わず、電気も全くつかない状態です。

 かなりよく使われているらしく、釜の中なども埃だらけでした。

 

 最初は、コードが断線しているのかと思い、底板を外してコードリールを取り出し、テスターで

 計ってみましたが正常です。プラグのところが接触不良なのかと思い、調べてみても

 こちらも正常です。急いで縫われているものがあるという事で、当店のミシンを貸し出して

 使っていただくことにしました。購入されてから一度も調整されていないとのことでしたので、

 分解掃除・清掃も兼ねて、オーバーホールをすることになりました。

 

 分解してみると、針部上部のクランク等に糸が巻きついています。このようなことが原因で

 大きな負荷がかかり、基板に取り付けてあるヒューズが飛んでしまったのではないかと思い、

 さらに分解すると、やはりヒューズが飛んでしまっている状態でした。

 JUKIe6002.JPG

 JUKIe6001.JPG

 ヒューズを入れ替えると、ミシンの操作パネルに電気は入りましたがランプは点灯しません。

 よく見ると、電球のフィラメントが切れています。ランプは寿命だったようで、

 15wの夏目球に付け替えOKとなりました。

 内部・外部、全て清掃し、外せる部品は外して水洗いして乾燥させました。

 その後、ミシンに注油し、グリスの必要な所はグリスを塗り、

 全てを組み込んで、縫いテストをして完成となりました。

    JUKIe6003.JPG

 お客様は、新品を買わないといけないと思っておられたようで、大変喜んで頂けました!(^^)!

 

 同じような症状でお困りの方、その他、ミシンに関するご相談など、お気軽にお電話下さいね(*'ω'*)