みなさん、こんにちは。スタッフです(*^-^*)
少し天気が崩れたりしていますが、春らしい気候になりましたね。
雨が降ったり、曇ったりすると寒いですが、晴れた日は、
車の中にいると暑いくらいです(;´・ω・)笑
私は季節の中で春が一番好きなので、もう少しこの気候が
続くといいなと思っています!
さて、今回は、シンガー工業用ミシン、
革や帆布を縫えるようにして欲しいというご依頼です。
以前は、婦人服等の仕事を受けてやっておられたそうですが、
帆布生地や革の仕事を受けてやるようになられたとのこと。
このミシンで、太い#16番、#18番の工業用針を使ってもきれいに縫えず、
*糸締まりが悪い
*上糸調整器のネジをいっぱいに締めても裏の縫い目が
くねくねと蛇行して縫い締まりが悪い
*糸がぷつぷつと提灯のように膨らんで製品にならない
と、上記のことでお悩みでした。
一般的に、工業用ミシンから厚物専用ミシンに改造するには、
針板を#16番、#18番、#20番の太い針、20番手、8番手の太い糸が
針穴に抵抗なく入る厚物専用針板に交換するか、
針穴を大きく研削する必要があります。
皮革や帆布生地を縫うと、針板に大きな力が掛かりますので、
出来ることなら、板の厚みがある厚物専用針板に交換することをお勧め致します。
ちなみに、ミシン針は11番、14番、16番と数字が大きくなるほど太くなりますが、
ミシン糸は90番、60番、30番と数字が小さくなるほど太くなります。
さらに上糸調整器のバネが厚地を縫うには弱いので、バネをもう一つ足して
下記の写真のように二重にしました。これで、かなり良くなって来たのですが、
皮革を縫うと裏の縫い目が納得できるような縫い目ではありません。
なので、上糸調整器のすぐ上にある糸案内の位置を写真のように
右の方へずらすと、しっかりと糸締まりするようになりました。
三菱の古い工業用ミシンの使用説明書を見ると、左の方にずらすと
書いてありますが(ミスプリント?)、私の経験では右にずらした方が
しっかりと締まります。実際の現場では、右に移動したり、
左に移動したりして縫ってみて下さい。
今、話題になっているベビーロックの皮革専用職業用ミシンの「極」でも
形状は違いますが、革や帆布生地を縫う時は糸を大きく右に動かすように
工夫されていますので、多分、私の方が正しいのではないかと思います。
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