ミシン修理ブログ第41回 JUKI HZL-500 まっすぐ縫えない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです!(^^)!

 暑い日も少なくなり、秋を感じるようになりました

 畑の野菜も収穫時期になり、新しく白菜や大根、ホウレンソウの

 種を植えたりもしました。

 体調を崩しやすい時期なので、気を付けていきたいですね。

 

  今回は、JUKI HZL-500の修理です。

 直線を縫っても左に大きくカーブして、まっすぐに縫えないので、

 何とかしてほしい、下糸が巻けないので直してほしいとの依頼でした。

 続けて2台、同じような内容で修理が入ってきました。

 

 お話をお伺いすると、直線をまっすぐ縫おうと布を押さえると、しわになり、

 軽く押さえていただけでは、布が左へ左へと曲がって縫いづらくて仕方ないとのこと。

 買ったときからそんな感じだったと言われていました。

 28年前、結婚する時に親から買ってもらったもので、今まではあまり使う機会がなく、

 眠っていたそうです。しかし、最近、縫うことが再々あり、形見なので、

 直せるなら直してほしいとのことでした。

 

 お預かりして、分解し、針板の上に出ている送り歯を見ると、

 左右で歯の出方が違い、左の方が下がっています。

 この状態で布を送っていくと、当然左へ左へと布が流れてしまいます。

 

 送り歯の裏面をグラインダー掛けし、針板と平行に削っていく方法もありますが、

 大変なので、送り歯を外して、送り歯取付台のネジ穴の所から

 左側に薄い金属板を重ね合わせて取付け、送り歯取付ネジを締めました。

 こうすると、高さ調整は容易に出来ます。

 JUKI HZL-5001.JPG

 送り歯取付台にシムを取り付けて、高さが左右一定になったら、

 送り歯高さ調節ネジを弛め、送り歯が針板に当たらない様に下方に下げて

 締め付けます。

 これで試運転してみると、布から手を離して縫っても左に曲がらず、

 まっすぐ縫えました。

 JUKI HZL-5002.JPG

 下糸がうまく巻けなかったのは、下糸巻ゴム輪がいびつにすり減っていたからです。

 なので、ゴム輪を新しいものと交換して終了です。

 あとは、各部へ注油して、グリスが必要な所はグリスを塗布して完成です。

 JUKI HZL-5003.JPG

 

 ミシンの調子がおかしい、上手く縫えないなど、

 困ったことがありましたら、気軽にお電話ください。

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 お電話で解決する場合もあります(*^-^*)