皆様、こんにちは!スタッフです(^^)/
5月の連休も過ぎ、ほっと一息という方も
多いのではないでしょうか。
皆様は、GWどのようにお過ごしになられましたか?
私は家の用事を済ませ、農作業に勤しんでおりました(笑)
この時期は、晴れたり雨が降ったりと、天気の変動が激しく、
また気温差も大きいので体調を崩さないようにしていきたいですね(*'ω'*)
さて、今回の修理ブログは、ブラザーFX2000です。
この機種は、プロフィールと同じタイプです。
ステッチ選択ダイヤルを回しても、表示されているステッチとは
違う縫い模様になり、使用することが出来ないと修理依頼がありました。
購入したお店に持って行っても、「年数がたっていてメーカーに部品在庫がない」
と言われ、新規購入を進められたとのこと。
しかし、子どもの事で何かとお金が必要なので、ミシンは持ち帰り、
友達に教えてもらって当店へ来店されたそうです。
「もし、プラスチックギヤーが粉々に割れていたら、直せませんよ」
と、一言お断りしてから、分解してみると、
ステッチダイヤルを回す中間のプラスチックギヤーが割れて
ネジ止めしても効かなくなっていました。
幸い、バラバラになっていなかったので、ボンドで固めて、
外周を細い針金で巻き、力がかかっても割れない様にネジ止めをしました。
そして、ステッチとステッチダイヤルの絵柄が一致するように調整し、
組み立てました。
試運転してみると、直線・ジグザグ等のステッチは上手く出ますが、
三重縫いやふちかがり等のステッチになると、
中の模様切り換え機構の動きが悪く、正規の位置に収まりません。
おそらく、長期間、直線しか使っておられなかった為、油やゴミなどが
固まって、動きが鈍くなり、動かなくなったのでしょう。
そこの箇所の錆や油などを取り除いて綺麗にして、再度動かしてみました。
今度は上手くいきました。これで全部のステッチがステッチダイヤルと
同じように縫えるようになりました。完成です。
電子ミシンの場合、コンピューターと違って、ステッチの切り替えは
中の模様のカム軸を動かして切り換えるので、負荷がかかります。
その為、プラスチックのギヤーを使用していると、
その部分が劣化して割れてきます。
そうなると、今回のような状態になるのです。
補強が効く場合はいいのですが、ボロボロになると、
そこのギヤーを補強することが出来なくなります。
ブラザーさんの部品保持期間は、他のメーカーさんよりも
短いため、早めに修理に出してくださいね。