ミシン修理ブログ第28回 ブラザーPC4000、9000 釜に糸が絡まる

 

  みなさん、こんには!スタッフです!今日から8月ということで、夏本番ですね~♪

 冷たいものが欲しくなりますが、

 冷たい物の食べ過ぎ・飲みすぎには注意ですね(^^)

 さすがに常温でというのは出来そうにないので

 一気に飲まないというのを気を付けたいなぁと思っています!

 

 さて、今回の修理ブログは、ブラザーPC4000.9000です。

 PC4000は通常縫いで、PC9000は文字縫い等が出来て、

 自動糸切りが付いているコンピューターミシンです。

 

 PC4000は、釜に糸が絡まる、

 PC9000は、自動糸切りが全くできず、糸が釜に絡まることがある

 ということで持って来られました。

 

 両方とも似たデザインのミシンで、4000、6000、8000、9000とあります。

 4000は糸切りのないミシンで、6000以上は自動糸切りが付いています。

 また8000と9000は文字縫いなどが出来る高級機種です。

 

 分解してみると、4000も9000も内釜に針の傷が

 かなり付いています。4000の方は、ヤスリで取れないほど、

 傷が大きかった為、内釜を交換しました。

 ブラザーPC4000.9000(01).JPG

 9000は、傷をヤスリで削って何とかOKです。糸切りの部分は、

 カッターが切れなくなっていたところに糸がいっぱい固まり、

 詰まってしまったような状態でした。糸を取り除き、

 切刃も交換したかったのですが、カッターの刃が無かった為、

 研磨して取り付けました。これで9000もOKです。

 ブラザーPC4000.9000(02).JPG

 あとは上糸と下糸の調整をし、オイルとグリスを注入して完成!

 ブラザーPC4000.9000(03).JPG

 ミシンの調子が悪い時は、無理をしないで、早めにご相談下さい。

 大釜の中に、糸屑やホコリがいっぱいになると、

 大釜から内釜が浮いている状態になります。すると、内釜の

 回り止めが効かなくなり、内釜が針で傷付けられます。

 今回修理に持って来られたお二人は、よく使用される方で、

 ミシンの中が綿ホコリでいっぱいでした。

 時々、釜の中も掃除されると良いですね。

 早めのお手入れが、ミシンを長持ちさせ、料金も安上がりです!