ミシン修理ブログ第24回 ブラザーPROFEEL ステッチ表示が変わらない

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです!

 花見の時季がやってきました!

 もう花見をしたよ~という方も多いのではないでしょうか。

 私の家の近くの桜土手は、八分咲きくらいですが

 車を走らせていると満開の所がたくさんありますね(*^-^*)

 また4月といえば、入園・入学・入社とたくさんの人が新しい一歩を踏み出します。

 何も変わらない日常ではありますが、キラキラと輝く子たちに

 負けないよう、私も頑張りたいと思います。

 

  さて、今回の修理ブログはブラザーPROFEELです。

 ステッチのダイヤルを回してもステッチ表示が変わらない、

 変わっても縫う模様とステッチ表示が違う、

 また糸立て棒が折れて糸コマを付けられないので直してほしい

 というご依頼でした。

 

 ミシンを分解してみると、ステッチ表示の絵柄の円板と

 ステッチを回すダイヤルのプラスチック歯車が割れていました。

 また糸立て棒はお客様が何かにぶつけて折ってしまったようです。

 メーカーさんに部品を注文すると、糸立て棒は手に入ったのですが、

 プラスチックの歯車はもう在庫がないということで入ってきませんでした。

 そのため、歯車は現在の割れたものを補強して作成することにしました。

 ブラザーPROFEEL01.JPG ブラザーPROFEEL02.JPG

 最初作成したものは、組んでダイヤルを回したら、ギヤにかなりの

 力がかかるとみえ、何回か回しているうちに破損してしまいました。

 しかし、試行錯誤を繰り返すことで、ようやくOKとなりました。

 歯車部分にグリスを塗布し、回転軸や軸受、クランクなどに注油して

 すべてを組み込み完成しました。

 

 試し縫いをしてみると、以前より音も静かで快調な動きです。

 上下、下糸の縫い目も調整し、お客様にお渡しすることが出来ました。

 ブラザーPROFEEL03.JPG

 今回ご依頼を受けたミシンは、ご依頼者さまが結婚した時に購入された、

 いろいろと思い出がつまっている愛着のあるミシンだったそうで

 とても喜んでいただけました。

 私たちミシン業者にとって、ミシンは商品でしかありません。

 しかし、ご使用になられているお客様にとっては、

 ご家族の歴史や子どもさんの成長をともにしてきた

 かけがえのない大事な宝物です。

 今後もお客様に本当に喜んでいただける仕事を

 しなければならないと改めて思いました。

 私たちは、当店を信用し、利用して下さるお客様に心から感謝しています。

 いつも本当にありがとうございます!