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スタッフブログ

ミシン修理ブログ第37回 ブラザーFX2000 ステッチ選択ダイヤル 表示したものが縫えない

 

 

  皆様、こんにちは!スタッフです(^^)/

 5月の連休も過ぎ、ほっと一息という方も

 多いのではないでしょうか。

 皆様は、GWどのようにお過ごしになられましたか?

 私は家の用事を済ませ、農作業に勤しんでおりました(笑)

 この時期は、晴れたり雨が降ったりと、天気の変動が激しく、

 また気温差も大きいので体調を崩さないようにしていきたいですね(*'ω'*)

 

  さて、今回の修理ブログは、ブラザーFX2000です。

 この機種は、プロフィールと同じタイプです。

 ステッチ選択ダイヤルを回しても、表示されているステッチとは

 違う縫い模様になり、使用することが出来ないと修理依頼がありました。

 購入したお店に持って行っても、「年数がたっていてメーカーに部品在庫がない」

 と言われ、新規購入を進められたとのこと。

 しかし、子どもの事で何かとお金が必要なので、ミシンは持ち帰り、

 友達に教えてもらって当店へ来店されたそうです。

 

 「もし、プラスチックギヤーが粉々に割れていたら、直せませんよ」

 と、一言お断りしてから、分解してみると、

 ステッチダイヤルを回す中間のプラスチックギヤーが割れて

 ネジ止めしても効かなくなっていました。

 幸い、バラバラになっていなかったので、ボンドで固めて、

 外周を細い針金で巻き、力がかかっても割れない様にネジ止めをしました。

 そして、ステッチとステッチダイヤルの絵柄が一致するように調整し、

 組み立てました。

 ブラザーFX20002.JPG

 試運転してみると、直線・ジグザグ等のステッチは上手く出ますが、

 三重縫いやふちかがり等のステッチになると、

 中の模様切り換え機構の動きが悪く、正規の位置に収まりません。

 

 おそらく、長期間、直線しか使っておられなかった為、油やゴミなどが

 固まって、動きが鈍くなり、動かなくなったのでしょう。

 そこの箇所の錆や油などを取り除いて綺麗にして、再度動かしてみました。

 ブラザーFX20001.JPG

 今度は上手くいきました。これで全部のステッチがステッチダイヤルと

 同じように縫えるようになりました。完成です。

 ブラザーFX20003.JPG

 電子ミシンの場合、コンピューターと違って、ステッチの切り替えは

 中の模様のカム軸を動かして切り換えるので、負荷がかかります。

 その為、プラスチックのギヤーを使用していると、

 その部分が劣化して割れてきます。

 そうなると、今回のような状態になるのです。

 補強が効く場合はいいのですが、ボロボロになると、

 そこのギヤーを補強することが出来なくなります。

 ブラザーさんの部品保持期間は、他のメーカーさんよりも

 短いため、早めに修理に出してくださいね。

 

 

 

 

 

GW休業のお知らせ

 

 

  皆様、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 朝晩はまだまだ冷え込んでおりますが、昼間は暖かく過ごしやすいですね。

 一日、一日が本当に早く、もうGWか…なんて思っております(笑)

 皆様は、GWにどんな予定を立てておられますか?♪

 私は日頃出来ずに溜まっている掃除とハンドメイドに

 費やそうかな~と思い、ちまちまとですが計画を練っております。

 せっかくのお休みなので普段できないことをしたり、好きな事に当てたり、

 充実したお休みにしたいですよね(*'ω'*)

 

  さて、本題です。

 誠に勝手ながら、下記日程が当店のGW休業となります。

 H29年5月3日(水)~H29年5月5日(金) 

 H29年5月6日(土)より通常営業致します。

 期間中はご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

 

ミシン修理ブログ第36回 番外編(2) エルナプレス 修理

 

 

  皆様、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 4月中旬も過ぎ、きれいな桜が葉桜へと変わっています。

 桜は咲いてる期間はとても短いですが、

 力強く、満開に花を咲かせる姿には元気を貰えます

 桜の時期は、あと少しですが、しっかりとパワーを貰いたいと思います(笑)

 

  さて、今回は修理ブログ第32回で書きました、番外編の番外編です。

 東京にお住いの主婦の方から、「修理ブログを見ました。私のエルナプレスも

 直して頂きたいので送ってもいいですか?」というお電話を頂きました。

 スイス製 アイロンプレッサー エルナプレスが壊れたので、修理してくれる所を

 探していたら、たまたま当店の修理ブログ番外編(1)を見つけられたそうです。

 

 お話をお聞きすると、購入した伊勢丹でも同じような商品を今は扱っておらず、

 修理も出来ないと言われ、いろんな電気店に問い合わせても同じ返事ばかりで

 全く無理とのこと。「30年近く重宝して使っていたので、エルナプレスがないと

 生活に困るんです」と大変切実なお電話でした。

 

 「ミシンと違って、どんな部品が必要になるかわからない上に、

 国産で似た部品が手に入るかわからないので、直せるとは

 言い切れませんが一応やってみましょう」とお引き受けしました。

 翌日、ヤマト運輸の家財引っ越し便で送って来られました。

 

 30年ほど前のエルナプレスとお聞きしていたので、相当改造するように

 なるかもしれない…と思いながら分解してみると、アイロンシューの熱で

 スイッチが劣化し、全く使い物にならない状態でした。

 アイロンシューの温度調節器は、アイロンシューの裏側の中心から

 外れた場所の上部に取り付けてあり、熱の影響を受けにくいので

 多分大丈夫だろうと思い、テスターで抵抗値の変化を調べると正常です。

 変化するという事は、奥の発熱部分であるニクロム線も断線していない

 という事になりますから、これは直せると確信しました。

 

 前回修理したアイロンプレッサーは仕事で使用されていたので、

 熱の受け方も壊れ方も酷く、重傷の状態でしたが、今回のお客様は、

 家事で使用されており、大切に使われていたので、交換する部品も

 少なくて済みそうです。また、かなり安く、納期も早く届けられそうである

 ということをご連絡すると喜んで頂けました。

 

 前回は修理マニュアルも図面も無かったので、

 手探りの状態で大変でした。

 しかし今回は前回修理した時の経験と改造するための設計図も

 図面で残してあり、スプリングも大丈夫だったので

 かなり楽でした。 やはり何事も経験ですね。

 

 次回、このお客様のアイロンプレッサーが故障した際、

 近くの電気店に持って行っても修理できるようにと、

 スイッチはパナソニック製の屋内配線用スイッチを使用し、

 大容量の電気が流れてもコードが熱を持たない様に

 屋内配線用の心線を使用しました。

 エルナプレス01.JPG

 また、今まではスイッチ類が内部のニクロム線の熱を

 受けやすい位置に取り付けてありましたので、外部に変え、

 指先で押しやすい位置にねじ止めで取り付けました。

 

 この位置なら、ほとんどアイロンシューの熱を受けませんし、

 美観的にも違和感がありません。

 またアイロンシューのプレスを受ける台もスポンジでは

 熱でボロボロになfるので、前回同様、木の台の上に

 3㎜厚のコルククラフトを敷きました。

 台を交換する必要がある時には、ネジを取り外せるように

 ネジ穴の所に12㎜径のポンチでコルクを抜き、

 針やピンなどで抜き取れるようにして、コルクを埋め込みました。

 エルナプレス02.JPG

 お客様から「セーフティロックが解除しにくく、

 レバーを動かせなくなる状況があったので、それも直してほしい」

 という要望があったので、セーフティロックが穴の中心線の位置に

 スライドするように調整しました。

 

 改造修理が終了したので、試運転でスイッチを入れ通電してみると

 サーモスタットも異常なく、実際にタオルやTシャツ・ズボン等も

 プレスしてみると、アイロンをかけた時のようなテカリもなく、

 簡単に短時間で綺麗にプレスできました。

 これで完成です。

 エルナプレス03.JPG

 後日、お客様から、「完璧な修理で感激しています。」と

 わざわざ高価なお菓子とお礼状をいただきました。

 私の方こそ、お客様に喜んでもらえて、すごく嬉しかったです。

 

 前回、仕事で使っている方のファッションプレスをお受けした時は

 自分でも直せる自信がなく、試行錯誤を繰り返しての修理だったので

 使えるようにするだけで精一杯でした。しかし、今回は、

 さらにもっと使い易く、見た目にも美しく、という点にも配慮した改造修理となり

 私も久々の頭の体操をしているようで楽しかったです。

 

 

ミシン修理ブログ第35回 ブラザーレナージュ 動かない

 

 

  みなさま、こんにちは!スタッフです!

 3月に入り、少しずつですが暖かくなってきていますね。

 就職・入園・入学とたくさんの方たちを見ていると

 応援したくなると同時に、

 自分も何か新しいことがしたい!という衝動に駆られました(*'ω'*)

 新しく始めるというのは楽しいことだけではないですが、

 何歳になっても何かに挑戦する気持ちを持ち続けていたいですね♪

 

  さて、今回は、ブラザーレナージュのミシン修理のご依頼です。

 24年前に発売された文字縫いの出来る高価なミシンです。 

 押しボタンスイッチを押しても全く動かず、モーター音も全く聞こえません。

 コンピューター基板の故障かモーター不良かコネクターの接続不良か、

 すぐ判断できないので一晩預からせていただき、分解してみることにしました。

 急ぎの品物があるというとこで、替わりのミシンを貸し出し、直るまで

 そちらのミシンを使ってもらうことにしました。

 

  分解してコネクターの接続状況を調べてみましたが、全く問題ありません。

 コンピューター基板が悪いかどうかについては、

 見た目では悪くなさそうに見えますが、これは全く動かない為、判断できません。

 モーターもテスターで調べたりしましたが特に悪くなさそうです。弱りましたね。

 

 ひょっとしたら、スイッチ基板の接点の酸化による被膜が原因かも?と考えましたが

 スタートスイッチ、返しボタンスイッチ、上下停針ボタンスイッチ、自動糸切りスイッチの

 4つのスイッチ全部が酸化被膜で動かないというのは、今までの経験から

 まず無かったことなので、普通なら4つの内、一つは動くはず…と思いました。

 しかし、もしそうならこのスイッチ基板の回路を通さなければ動くかも!…と

 フットコントローラーを使ってやってみました。

 「あ!動いた!」感動の瞬間といった感じでした。これなら直せると確信しました。

 ブラザーレナージュ01.JPG

 本来ならスイッチ基板を取り換えればOKなのですが、24年前のミシンなので

 部品が手に入りません。他の中古ミシンから部品どりが出来れば良いのですが

 あいにく同じ型のものはありません。

 なので、接点復帰処理をやってみました。時間はかかったのですが、

 バッチリOKとなりました。

 ブラザーレナージュ02.JPG

 あとは清掃クリーニング、各軸受などへの注油をして、

 ギヤーなどにグリスを塗布し、糸調整をして組み立てました。

 ブラザーレナージュ03.JPG

 翌日、お客様に修理完了したことをお電話すると、

 「うそ!信じられない」という答えが返って来ました。

 ミシンを引き取りに来られた際に、色々お聞きすると、

 当店に持ってこられる前に何軒か持っていったそうです。

 しかし、「コンピューターが悪いし、古いから部品がない」と、どこでも

 買換えをすすめられたとのこと。

 でも、当時20万円以上出して買った思い出のあるミシンなので

 諦めきれずにいたところ、たまたま当店のホームページを見つけ、

 多分直らないだろうと思いながらも遠方から持って来られたそうです。

 直すことが出来て私もとてもうれしかったです。

 

 メーカーさんの方は、製造年数が経過して部品が無くなった時点で、

 修理中止機種として受け付けていませんので、こんなこともありますから

 一応持ってきていただけたらと思います。

 直らない場合は、どんなに時間が掛かっても修理代は頂いておりません。

 遠慮なく、気軽にご相談下さい。

 

 

ミシン修理ブログ第34回 ベビーロック糸取物語BL066 下ルーパーの糸通しが出来ない

 

  みなさま、こんにちは!スタッフです。

 寒い間はあまり外出する気にならない為、

 創作意欲が湧きます(*‘ω‘ *)笑

 しかし、わからないことも出来ないことも多い私には

 作れないものがとても多いです。

 大量に本を購入しては読み漁り、作っては失敗し、また挑戦(笑)

 その中で自分なりに作りやすい方法を見つけ、

 メモをしては、また挑戦を繰り返しています(;´・ω・)笑

 2月に入り、入園・入学などでミシンを購入されるお客様が増えてまいりました。

 初めて挑戦するという方も多く、少しでもお役に立てれば…と日々勉強しております。

 どれほど皆様のお力になれるか分かりませんが、

 頑張っていきたいと思っています(^^)

 

 

  さて、今回は当店のお客様からのご依頼です。

 ベビーロック糸取物語BL066

 下ルーパーの糸通しが出来ないと電話連絡があり、

 お話を聞くと、エアーを送っても途中までしかいかないとのこと。

 パイプの連結忘れか、エアーの切り替えスイッチの間違いかなと思い、

 確認してみると、きちんと出来ているようです。

 では、下ルーパーのパイプの中にゴミが詰まっていて通らないのではと思い、

 付属品のルーパースレッダーを糸の差込口から通して貰っても

 途中で詰まって通らない。パイプの連結を解除して、

 反対の吹き出し口の方からワイヤーを

 差し込んで貰ってもワイヤーが途中で詰まって通らない。

 「もうどうにもならないので」と持って来られました。

 

 普通なら、上記のことで大抵のゴミの固まりは取れるのですが…

 どうやらエアーを使わないで、普通のロックミシンのように糸を結んで引っ張ることで

 糸を替えたようです。その時に結び目が大きかったため、パイプ内のゴミと一緒になって

 動かなくなり、中で糸が切れたのでしょう。

 

 そんな時は、腰の強い0.35mmΦのピアノ線を使って下と上から交互に押して

 詰まったゴミを抜くのですが、全く動きません。

 また、エアーポンプレバーが少し動くだけで、

 エアーポンプが全く使えない状態になっています。

 

 エアーポンプを直すには、全部分解してみなければ、どういう状況に

 なっているのか分かりません。外装カバーを外して点検すると、

 エアーポンプのピストンがシリンダーから外れてしまっています。

 これを直すのにモーターが邪魔になるので外して、組みました。

 なんとかピストンの方は傷もなくOKとなりました。

 BL06601.JPG

 問題は、下ルーパーのパイプ内で詰まっているゴミを 

 どう取り除くかです。

 最悪の場合は下ルーパー土台管部セットを交換するつもりで

 本体から下ルーパー土台管部組を外し、分解してみました。

 BL06602.JPG

 下ルーパーをバラバラにして、詰まっている所を探していくと

 ルーパー管チューブの所で詰まっていました。

 上と下からワイヤーで押し込まれて、ゴミの固まりが

 動かなくなったようです。

 分解した部品をコンプレッサーでキレイに掃除し、

 上ルーパーと針のタイミング、ルーパーと針の隙間を調整して

 組み立てていきます。

 外装カバーを取り付ける前にエアーポンプで糸を通してみると

 糸がピューっときれいに出て来ました。

 

 縫いの方も上手くできるかどうか、4本糸を通してプーリーを

 回してみると、きちんと編み込んでいけるようです。

 最後の糸目調整は、全部カバーも取り付けて運転しなければ

 目飛びするかどうかわからないのですが、

 多分OKだろうと考え、ミシン内部の各所に注油して、組み立てました。

 試運転してみると、目飛びもなかったので、これで完成です。

 BL06603.JPG

 今回のお客様は、洋裁教室などにも通われ、よく使われている方ですが

 やはり調子が悪くなったら、早めに修理する方が大事なならず、

 ミシンも長持ちします。

 

 当店で購入されたお客様は、通常の使い方で故障した場合、

 5年間は無料で修理しています。

 また、当店で修理している為、

 日数もメーカーさんに出した時のように何日もかかりません。

 急いでいる場合は、代わりのミシンを無料で貸し出ししていますので

 遠慮なく声をかけて下さい。

 

 *当店以外で購入されたミシンの修理も受け付けております。

  気軽にお問い合わせ下さい。

  フリーダイヤル 0120-344-038

 

 

 

ミシン修理ブログ第33回 Singer fitline6200 動かない

 

  あけましておめでとうございます。

 新年のあいさつ及び更新が遅くなり、大変申し訳ありません。

 今年は、新商品、取扱い商品の更新もしていけたらと

 思っております。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

  さて、新年最初の修理ブログは、Singer fitline6200です。

 モーターは動くが針が動かない、下糸巻き器は回るけれど

 巻けない、ということで他店様から相談を受けました。

 

 旧Singerのミシンにはよくあることで、固着しているのだろうと

 思っていましたが、それだけではない様子で、

 軸が低すぎてボビンも巻けないということです。

 ボビンの回り止めが抜けて無くなっているのではないですか?と

 話をすると、回り止めはついているが、軸が11.5m/m巾のボビンでは

 空回りするとのこと。

 Singerの以前の機種では、モナミ用のボビン10.5m/m巾を

 使用するようになっているものがありましたので、それを

 使ってみて下さいと話をすると、

 「とにかくどうにもならないから持って行く」ということで

 修理を受けました。

 

 ミシンを分解してみると、シャフトなどは油が固まって、

 動かないだけでしたので、簡単に直りました。

 下糸巻き器は、分解してみると、支点となるシャフトの

 Eリングが脱落して、下糸巻きゴム輪の軸が本体の構造部まで

 下がっていました。これが原因だったようです。

 singerfitline620001.JPG

 Eリングを取付、ゴム輪を交換して、ボビンの回り止めを

 正しい位置に取り付けて、下糸巻きをするとOKとなりました。

 

 全部組み立て、試し縫いをすると、返し縫いが出来ません。

 再度分解して、返し縫いが出来る様に調整すると、

 今度は縫い目の荒さが表示とかなり変わってしまいます。

 更に、ステッチダイヤルを回して、三重縫いや

 ふちかがり縫いにするとステッチの形が崩れてしまいます。

 何度調整しても駄目なので、返し縫いは止め縫いにして

 調整すると、縫い目の荒さもステッチの形も崩れません。

 singerfitline620002.JPG

 こんなことは今まで経験がなかったことなので、

 購入した時から不良品だった可能性があります。

 今あるSiungerさんとは別会社なので、

 部品も手に入らないようですし、これで先方さんに

 納得して頂き、納品となりました。

 singerfitline620003.JPG

 このミシンを販売したところも今は無く、

 連絡もつかなかったということでした。

 もし、購入した時に調子が悪かったら、交換してもらうか、

 直してもらうようにされると良いと思います。

 ほとんどのミシン屋さんは、きちんと対応して下さるはずです。

 

 今回は、珍しいケースだったので、ご紹介致しました。

年末年始休業のお知らせ

 

 

*年末年始の休業日のお知らせ*

 

H28年12月30日~H29年1月3日

 

H29年1月4日からは通常営業致します。

 

 

 

ミシン修理ブログ第32回 番外編(1):スイス製 ファッションプレス 修理

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 師走ですね~。こんなに早く1年の終わりが来るなんて…。

 毎年の事ですが、社会人になってからの1年は本当に早く、

 何があったと聞かれても思い出せないくらいです。

 師走といえば私の家は毎年、大掃除と餅つきがあります。

 今年も家族全員で年を越せるようにお祈りしながら、

 この12月駆け抜けたいと思っています(^^)!

 

  さて、今回の修理ブログは、初の番外編です!

 ご依頼があったのは、スイス製のファッションプレス。

 ベビーロックさんで20年ほど前に取り扱っておられたようです。

 内職で布をプレスされている方からの修理依頼でした。

 布に他の布を貼り合わせたり、しわを綺麗に伸ばしたりする

 仕事に使っておられました。

 

 購入されたお店や色んなミシン屋さんに問い合わせても、

 「今はもう扱っていないからどうしようもない」という返事で困っていたとのこと。

 知り合いの方から「あそこなら何とかしてくれるかも…。」と聞き、

 当店に電話を掛けて来られたそうです。

 

  最初、業務用のアイロンという話だったので、ベビーロックのスチームアイロンを

 持って訪問したのですが、プレスだったので、ベビーロックさんに

 問い合わせてみました。ところが、

 「今はメーカーさんとの取引きがないので修理は受け付けられない」とのこと。

 

 ジャノメさんが3年ほど前にエルナプレスとしてカタログを持って来られていたのを

 思い出し、お客様が、直らなければ買う予定でおられたので、問い合わせました。

 しかし、メーカーさん曰く、「国内では全くといっていいほど、売れなかったので、

 今は取扱いをしていない。国内で取り扱っている所は無いはずです。」とのこと。

 当時貰ったカタログを見ると13万円以上します。

 形状などをみると、どうもスイスの同じメーカーのようです。

 他に入荷する予定が立たないので、お客様に、しばらくの間、

 効率が悪いがアイロンで作業をやっていただき、修理を引き受けることにしました。

 

  分解してみると、プレスする時の圧縮スプリング(6.5mm線径)が3ヶ所で折れています。

 また、熱で、ベークライトやスイッチなどが炭化してボロボロと壊れてきます。

 さらに一番肝心なサーモスタットが動きません。

 一応、設計の図面を引き、国産の材料が揃うかどうか、

 機械部品の専門店に当たってみました。

 ファッションプレス01.JPG

  まず、線径6.5mmで巻きの状態、内径20mmというのはJIS規格では無いようで

 おそらくメーカーが特注したものではないかという話でした。

 JIS規格で、線径4.5mmで内径20mmというのを探し、それを使用することにしました。

 

 途中の配線は、工事に使う1.6Φ心線を使用することにし、スイッチは

 少し大きくなりますが、屋内配線に使用するものを利用しました。

 サーモスタットも既存のを調整し、なんとか動かせるようになりました。

 ファッションプレス02.JPG

  実際に組んで、試運転してみると、色んな問題が出て来ました。

 プレスを圧縮す為の圧縮スプリングの線径が細いため、

 パワー不足で上にプレスを持ち上げても下がってきます。

 元のスプリングの1/3程を入れて安全のため、ゴム板を加工して

 ブレーキを作り、なんとか解決しました。

 ファッションプレス03.JPG

 いろいろ試行錯誤をしながら完成し、お客様の元へ

 無事納品することが出来ました。

 20日ほど掛かり、お客様も諦めておられた様子でした。

 しかし、納品し、実際に運転してみると、バネも適当で

 「以前はプレスする際、力が強すぎてガチャーンと

 音がして壊れそうで怖かったけど、これなら音もしなくて

 使い易くていい」と、物凄く喜んでいただけました。

 怪我の功名ということでしょうか?

 

 無事に納品でき、喜んで頂けたので良かったです!

 

 

  古いミシンから最近のミシンまでどこのメーカーのミシンでも

  修理受け付けております。

  状態によってはお電話で解決することもあります!

  お気軽にお電話下さい(*'ω'*)

         フリーダイヤル 0120-344-038

 

 

 

ミシン修理ブログ第31回 ベビーロック リトルロッキーLR3 糸調子がうまく取れない

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです♪

 少し前まで朝晩が冷えるくらいでしたが、一気に気温も下がり、寒くなりましたね~

 寒さが苦手な私としましては、耐え難い冬の到来です(笑)

 既に、ほっかいろやネックウォーマー・アームウォーマー・

 ひざ掛けなど、装備しております…。

 冬眠したい気分ですが、冬は創作意欲も湧くので、

 どんどんミシンを使っていきたいと思います☆

 

  さて、今回の修理ブログは、またまたロックミシンです!

 ベビーロック、リトルロッキーLR3、糸調子がどうしても

 うまく取れないという事で、同業のミシン屋さんがもって来られました。

 一日お預かりして、一仕事終わった後に修理を始めました。

 

 プーリーを回してみると、油切れもしているようです。

 分解して、清掃し、グリスやオイルを注入しながら、

 針とルーパーの隙間とタイミング、下ルーパーと上ルーパーの

 隙間と糸を拾うタイミングをみて組んでいきました。

 特別、問題はありません。

 

 3つの糸調子ダイヤルも見てみましたが、

 調整器のお皿の中にゴミが詰まっている様子もなく、

 スプリングも異常ありません。

 とりあえず、全部組み立てて、3本、糸を通して縫ってみました。

 綺麗に縫いあがり、全く問題ありません。

 

 「糸のかけ方の順番を間違えたのではないですか?」

 と伝えようと思い、試し縫いの見本を付けて、その日は作業を終えました。

 

  夜、自宅に帰ってお風呂に入りながら、

 「でも、彼も何十年もミシン屋をやっているし、

 何か他の原因があって上手く縫えないのかもしれない」

 と考え直し、一般の人がやるような糸の通し方をして再度やってみることにしました。

 

 翌日、糸を外して、一般の方がやるように、

 下ルーパーワンタッチ糸通し器を使用して糸掛けをすると

 何度やっても糸調子が取れません。

 ワンタッチ糸通し器を使用すると、下ルーパーの

 一番奥の糸を通すところに上手くかからず、ミシンを動かすと糸が外れてしまいます。

 リトルロッキーLR3002.JPG

 糸通し器で、糸を一番奥のところに、しっかり掛けるには

 糸通し器がルーパーの奥のでっぱりよりも奥へ

 移動しなければなりません。

 リトルロッキーLR3001.JPG

 原因がわかったので、一部分を分解して、

 ルーパーのでっぱりを少しやすりで削り、動くようにしました。

 多分、何か無理をしたときに、下ルーパー糸通し器が

 変形したのでしょう。

 翌日お昼にお渡しすることができました。

 リトルロッキーLR3003.JPG

  ロックミシンは複雑な糸の絡み合いで、布を切りながら

 縫っていきます。なので、糸を掛ける位置にしっかりと

 かかっていないと、きれいに縫えません。

 

 糸調子の取り方ですが、縫い目が「涙のしずく形」になるように

 します。その形が一番綺麗に見えるからです。

 「涙のしずく形」になるように各糸の糸調子と布の切る深さを

 調整します。また、その形になった時が、糸が突っ張ったり

 緩みすぎたりしていない状態です。

 

 ミシンと同じようにロックミシンも糸目がきれいに見える時が、

 仕上がり状態が良いです。

 今、ミシンには便利な機能がついて使い易くなりましたが

 思いがけないトラブルがあることもあります!

 今回は少しでも参考になればと思い、紹介しました。

 

ミシン修理ブログ第30回 ベビーロックアーチザンA630 目が飛ぶ 巻きロックが出来ない

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです!

 稲刈りの時期になりましたね!

 秋といえば、読書の秋、収穫の秋、スポーツの秋

 などなど、たくさんあってワクワクします♪

 台風も少し心配ですが、稲刈りまでは、

 何事もなく過ぎてほしいものです(;´・ω・)

 

  さて、早いもので修理ブログも第30回を迎えました!

 1ヶ月に一度の更新を目標に頑張っておりますが、もう30回?!という

 不思議な気分です。

  今回は、ベビーロック アーチザンA630の修理依頼です。

 インターネット通販で購入されたそうですが、買った当初から、

 なんとなく調子が悪かったようです。

 巻きロックに関しては、取扱い説明書を見て何度挑戦しても

 うまく縫えない状態。結局、購入してから3年以上経つが、

 完全に諦めてしまっていたとのこと。

 

 初めは、「普通のロックで縫い合わせをする必要があったので

 4本ロックにして縫ったけれど、目が飛んでどうにもならない。」と

 ご連絡がありました。私は、

 「針が曲がっていませんか?まず、針を新しい針と交換して

 縫ってみて下さい。それでも悪い場合はご連絡下さい。」

 とお伝えしました。

 

 翌日のお昼頃、「やはり調子が悪いので見て下さい」と

 ロックミシンを持って来られました。

 お預かりして見てみると、針は9番を2本使用されていました。

 このロックミシンは、針棒が糸取物語や衣縫人と違うため、

 垂直に針が上下しません。少し斜めに角度を付けてあるので

 細い針を使うと、厚いものや固い所を縫った時に

 針が反った状態になり、目が飛んだり、針が曲がってしまうことがあります。

 

  まず、針を11番に交換して、上ルーパーとの隙間具合を見ると、

 完全に針とルーパーが当たっており、針が曲がってしまいます。

 しかも、下ルーパーが針糸をすくう時に大きく湾曲してしまっています。

 これでは、3本ロックにしても上手く縫えません。

 

 針と下ルーパーの隙間を調整し、縫ってみましたが、

 それでも多少目飛びします。

 上ルーパーと下ルーパーのすくうタイミングも

 あまり良くはありません。

 アーチザンA63001.JPG

 すくう位置のタイミング調整をしてみましたが、

 今一つ納得できる縫い目になりませんでした。

 

 今度は、針棒の高さを上ルーパー、下ルーパーの

 すくい位置に合わせて、実際に縫いながら

 上にあげたり、下に下げたり、微妙な調整をしました。

 アーチザンA63002.JPG

 何とかどこに出しても恥ずかしくないような縫い目になりました!

 アーチザンA63003.JPG

  針が垂直に落ちるロックミシン以外は、11番で、

 少し厚い生地などは14番の針が良いと思います。

 最近のロックミシンは、針の糸通し器がついいているミシンも

 多いですが、9番の針には糸通し器が使用できません。

 無理に使うと、針穴に入る糸通しのフックが壊れしまいます。

 

  最近の家電やミシン、ロックミシンなどもそうですが、

 ほとんどが外国で作られています。

 新品でも、「なんでこんなのが検査に通ってきたのか」

 と不思議に思うようなものもたまにあります。

 日本製品では考えられないことですが、そんな時は

 まず、購入されたお店に相談してみてくださいね(^^)