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スタッフブログ

ミシン修理ブログ第52回 ブラザー BS300 布を送らない

 

 

  皆様、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 夏休みも後半に差し掛かりましたね。

 今年は、豪雨災害の影響で一足早く夏休みが終わった学校もあるようです。

 自然には逆らえないとはいえ、せっかくの夏休みが短くなってしまうのは

 とても悲しいものですね…

 

  さて、本題に入ります。

 お盆休み中に、男性の方から「ブラザーのミシンが電源は入るが

 布を送らない。どうしたら縫えるようになるか?」と問い合わせがありました。

 

 コンピューターミシンなら、パルスモーターや基盤の不良も考えられますが

 電子ミシンなら、多分前進後退の切り替え駒の固着の可能性があるので、

 ミシンの機種をお伺いすると、

 「連休中に使いたいから、とりあえず持って行くので見てほしい」と言って

 すぐに持って来られました。

 

 男性だからなのか、10年以上前に購入されたにも関わらず、

 使用感がなく、新品に近い状態のブラザーBS300でした。

 電子ミシンなので、前進後退の切り替え駒のグリスやサビの固着だと考え、

 一晩預からせて頂きました。

 

 分解してみると、やはり固着が原因でした。

 ブラザーBS38001.JPG

 ブラザーBS38002.JPG

 要らないグリスやサビを落とし、綺麗にしてから、

 再度オイルやグリスを塗布して組み立てました。

 

 今回のようなことは、ブラザーの電子ミシンに多いトラブルです。

 上糸と下糸の調子が良くないと言っておられたので

 下糸の入れ方が悪いのかもしれないと思いながら調べると

 調整器がかなり弱くなっていました。

 そちらも再度調整し、お渡ししました。

 ブラザーBS38003.JPG

 同じような症状でお困りの方、

 その他ミシンの事でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

(重要) お盆休みのお知らせ

 

 

 

 いつもありがとうございます。今年の当店のお盆休みは下記の日程となっております。

 期間中、電話でのお問い合わせは受け付けておりますので、

 御用のある方は、気軽にお電話下さい。

  2018731132659.png 

平成30年8月13日(月)~平成30年8月16日(木)

 

8月17日(金)からは通常営業致します。

 

 

 

 

  

 

 

ミシン修理ブログ第51回 泥水に浸水 電子ミシン ジャノメ 5810

 

 

  こんにちは。スタッフです。甚大な被害が出ております、豪雨災害。

 この度の大雨で被災された地域の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 あれから一週間。「もう一週間」も経ってしまいました。

 日ごとに分かっていく、死者・行方不明者の人数と被害状況。

 どういう風に言葉にしていいか分かりません。

 私の地域は、滅多に災害のないところですが、

 その油断が本当に危ないんだと痛感するほど、恐怖を感じました。

 本当に油断大敵!備えをしていてもどうにもならない時はありますが

 それでも、しっかりと備えはしておきましょう!(*'ω'*)

 

  さて、今回の修理は、知り合いのミシン屋さんから持ち込まれた依頼です。

 「山田さん、床上浸水で水没したミシンでも、直せるかな?無理だよね…」

 と言って、ジャノメ モデル751型 5810を持って来られました。

 話を聞くと、この度の大雨で、家の中まであっという間に水が入り、

 2階に避難はしたものの、ミシンは持ち出せなかったというお客様から

 頼まれた修理という事です。

 「100%大丈夫とは言えないけど、電気のスイッチを入れてなければ

 なんとかなると思う」と答え、預かりました。

 

 今の電気部品は、基板なので、昔のようにリレーや真空管は使っておらず、

 集積回路です。泥水に浸かっても、早い時期であれば、基板を各部品ごとに分解し、

 水洗いして、圧縮空気で水分を飛ばし、完全に乾燥させればなんとかなります。

 モーターもカーボンブラシなどを外して、綺麗に水洗いし、完全に乾燥させてから

 モーターの軸受などに油を注してやれば使えるようになるはずです。

 ジャノメ58101.JPG 

 外側は、タオルでふいて来られたようですが、分解してみると、

 ミシンの中に泥水が沈殿して層になっています。

 モーターも外してみると、泥が付着していて名盤の字もほとんど見えません。

 ジャノメ58103.JPG

 本当に濁流に巻き込まれた様子がうかがえます。

 「大変だったんだろうな…」と感じると同時に、このミシンの持ち主である方の

 ミシンに対する愛着も感じます。

 ジャノメ58102.JPG 

 写真で見るように、ほとんど泥水で汚れていますので

 スイッチなども分解し、綺麗にして、接点が錆つかないように

 接点復活スプレーを吹きかけ、乾燥させます。

 リミットスイッチなどは、水が滲みこみますので、

 入念にエアーコンプレッサーで水分を吹き飛ばして乾燥させます。

 手間と時間が掛かりますが、本体の方の内部も全て流水と圧縮空気を使って

 泥を流し、完全に乾燥してから各部分へ注油します。

 ジャノメ58104.JPG

 そして、すべて組み込み完成です。音も動きも快調になりました。

 ジャノメ58106.JPG

 水に浸かっても、早い時期ならば、なんとか修理が出来ますが、

 あちこちに錆が出てきてからでは、修理が出来なくなってしまいます。

 一番注意して頂きたいのは、「絶対に通電しないこと」です。

 内部には、水分が残っていますので、感電したり、漏電などの思わぬ事故に繋がります。

 又、事故まではいかなくても、基板やモーターなどが

 ショートして全くの廃物になってしまいます。

 「ちょっと電気を入れてみた」というのは絶対にダメです!

 今回、水害に合われた方、特別価格で修理させて頂きます。

 「修理したけれど、直らなかった」という場合も当然あります。

 その場合は、直らない限り、お代は頂きませんので、お気軽にお電話くださいね♪

 

 

 

 

 

ミシン修理ブログ第50回 ジャノメ マリーナ8 全く動かない

 

 

  みなさま、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 早いもので、6月もあっという間に半ばですね~

 私事ですが、田植えも終わり、ようやくひと段落しました。

 今年は、天候が良いのか何なのかわかりませんが、豊作の年ですね♪

 私の家でも近所でも野菜が沢山採れると、大喜びです!

 梅雨も丁度いい時期に来てますし、大変うれしく思っています(笑)

 皆さんの周りではどうでしょうか?

 

  さて、本題に入ります。今回の修理ブログは何と!!記念すべき50回目!

 1ヶ月に1回のペースですが、続けていけるように頑張りたいです(*‘∀‘)

 

  今月は、40年前のジャノメ マリーナ8の修理依頼です。

 「電気はつくが全く動かない。古いミシンだから直すのは無理ですよね…」

 と言って持って来られました。

 

 天板を分解してみると、はずみ車とシャフトのところに糸がガッチリと巻き込まれて

 下糸巻とシャフトの方へ回転切換をする金具が全く動かず、

 はずみ車が回転できないような状態でした。これが原因だったようです。

 ジャノメマリーナ801.JPG

 また、糸が巻きついた時に、コイルスプリングが伸び切ってしまい、

 このスプリングは使用できなくなっていました。

 

  メーカーさんにはこちらの部品はもう無いので、ピアノ線を巻いて新しく作り替えて

 組み込みました。そして、油やグリス等を注油し、試運転してみました。

 しかし、下糸巻と本縫いの切り替えがうまくいきません。

 

  はずみ車を分解してみると、切換レバーの中間位にある鉄のコロが

 古いグリスなどで少し粘っていました。その古いグリスや油分を取り除き、

 新たにミシン油を注油して組み立ててみましたが、まだ上手くいきません。

 ジャノメマリーナ802.JPG

  ジャノメの802等には、コロの所にコイルスプリングがついていたのを思い出し、

 細いピアノ線でコイルスプリングを作り、組み込んでみました。

 試運転してみると、結果が非常に良く、完成となりました。

 ジャノメマリーナ803.JPG

  お客様に修理が終わったことを報告すると、

 「あの古いミシンが直ったんですか?!」と驚かれていました。

 納品して実際に縫っていただくと、直線だけのミシンの為、簡単で

 使い勝手が良く、縫い目も綺麗なので、大変喜ばれました。

 お話をお聞きすると、直線専門である職業用ミシンを買おうかと迷っておられたようです。

 

 同じような症状でお悩みの方、ミシンの事でお困りの方、お気軽にお電話下さいね♪

 

 

 

ミシン修理ブログ第49回 RHYTHM(リズム)足踏式職業用ミシン

 

 

  みなさん、こんにちは(*'ω'*)スタッフです

 雨が続いたりもしていますが、暖かく過ごしやすくなりましたね。

 時々、驚くほど寒いこともありますが、比較的夏に近くなった気がします。

 温度差の影響で風邪をひかれる方も増えているみたいなので、

 みなさんも気を付けて下さいね(*'ω'*)

 

  さて、今回は、今はもう存在しない会社、

 RHYTHM(リズム)製の足踏式職業用ミシンの修理依頼です。

 どんなことをしても針が上下に動かないので直してほしいと、

 同業のミシン屋さんから入ってきました。

 

 よく見ると、針棒と軸受が錆ついて全く動きません。

 いろいろ油をつけてみたり、針棒を叩いてみたりしても

 全く動きません。あまり強く叩くと歪が出てきて、針棒と軸受を

 分解することが出来なくなってしまいます。

 針棒の締めネジと針棒メタルの止めネジを全て緩め、釜も取外し、

 根気よく少しずつ上下に叩いて、針棒と軸受メタルを一緒に取り外しました。

 RHYTHM01.JPG

 すべて分解してから再び、針棒と軸受メタルを歪が出ないように注意して

 外したのですが、多少針棒の曲がりが出てきたので、矯正してから組み込みました。

 組み込んでプーリーを回してみると、動きの固い所とスムーズな所があります。

 RHYTHM02.JPG

 再度、「分解し、均一に動くように歪取りをして組み込み、動きをみる」という作業を

 何回か繰り返すとスムーズに動くようになりました。

 釜を取り付けて、ボビンケースや針を付け、糸をすくうタイミングを合わせて

 実際に動かし、きちんとニット地なども目飛びしないで縫えてようやく完成です。

 RHYTHM03.JPG

 何年も使っておらず、油も注してない状態だった為、手こずりましたが、

 何とか納品できる状態になりました。

 昔のミシンは油を時々さしてあげれば、ほとんどこういう状況にはなりませんので

 お手入れはきちんとしてあげて下さいね。

 

 

GW休業のお知らせ

 

 

いつもありがとうございます。今年の当店のGW休業日は下記の通りです。

お休みの間、ご不便をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。

201841816510.png

 

 

GW休業のお知らせ

 

平成30年5月3日(木)~平成30年5月6日(日)

 

 平成30年5月7日(月)より、通常営業致します。

 

 

 

ミシン修理ブログ第48回 シンガー 工業用ミシン 厚物対応に改造

 

  みなさん、こんにちは。スタッフです(*^-^*)

 少し天気が崩れたりしていますが、春らしい気候になりましたね。

 雨が降ったり、曇ったりすると寒いですが、晴れた日は、

 車の中にいると暑いくらいです(;´・ω・)笑

 私は季節の中で春が一番好きなので、もう少しこの気候が

 続くといいなと思っています!

 

  さて、今回は、シンガー工業用ミシン、

 革や帆布を縫えるようにして欲しいというご依頼です。

 

 以前は、婦人服等の仕事を受けてやっておられたそうですが、

 帆布生地や革の仕事を受けてやるようになられたとのこと。

 このミシンで、太い#16番、#18番の工業用針を使ってもきれいに縫えず、

 *糸締まりが悪い

 *上糸調整器のネジをいっぱいに締めても裏の縫い目が

  くねくねと蛇行して縫い締まりが悪い

 *糸がぷつぷつと提灯のように膨らんで製品にならない

 と、上記のことでお悩みでした。

 

  一般的に、工業用ミシンから厚物専用ミシンに改造するには、

 針板を#16番、#18番、#20番の太い針、20番手、8番手の太い糸が

 針穴に抵抗なく入る厚物専用針板に交換するか、

 針穴を大きく研削する必要があります。

 皮革や帆布生地を縫うと、針板に大きな力が掛かりますので、

 出来ることなら、板の厚みがある厚物専用針板に交換することをお勧め致します。

 ちなみに、ミシン針は11番、14番、16番と数字が大きくなるほど太くなりますが、

 ミシン糸は90番、60番、30番と数字が小さくなるほど太くなります。

 

  さらに上糸調整器のバネが厚地を縫うには弱いので、バネをもう一つ足して

 下記の写真のように二重にしました。これで、かなり良くなって来たのですが、

 皮革を縫うと裏の縫い目が納得できるような縫い目ではありません。

 シンガー工業用01.JPG

 なので、上糸調整器のすぐ上にある糸案内の位置を写真のように

 右の方へずらすと、しっかりと糸締まりするようになりました。

 シンガー工業用02.JPG

 三菱の古い工業用ミシンの使用説明書を見ると、左の方にずらすと

 書いてありますが(ミスプリント?)、私の経験では右にずらした方が

 しっかりと締まります。実際の現場では、右に移動したり、

 左に移動したりして縫ってみて下さい。

 今、話題になっているベビーロックの皮革専用職業用ミシンの「極」でも

 形状は違いますが、革や帆布生地を縫う時は糸を大きく右に動かすように

 工夫されていますので、多分、私の方が正しいのではないかと思います。

 シンガー工業用03.JPG

 

 ミシンの事でお困りの方、購入で悩んでおられる方、お気軽にお電話ください♪

 フリーダイヤル 0120-344-038

 

 

 

ミシン修理ブログ第47回 ジャノメ JC7100 大きな音がする

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです

 暖かい日が続いたと思ったら、また少し寒くなりましたね。

 春は旅行に行きやすいので、なるべく雨は降って欲しくないです。

 ここの所、雨続きでかなり憂鬱ですが、頑張っていきましょう(*^-^*)

 

  さて今回は、2年程前に、ジャノメJC7100を購入して頂いた当店のお客様からの

 ご依頼です。厚いものを縫った後からミシンが凄い音がするので

 修理して欲しいとご連絡があり、訪問しました。

 

  ミシンを動かしてみると、ゴトゴトとかなり大きな音がします。

 また、プーリを手で回してみると、カタンカタンと回り方がスムーズではなく、

 ギヤが割れた時のような、どこか引っかかる回り方です。

 お客様に、何を縫っている時にこういう状態になったのかお聞きすると、

 ジーンズを縫っている時に急になったとのことでした。ひょっとしたら、

 下軸プーリーギヤが割れたのかと思い、「ミシンを分解しないと詳しいことが

 分からないので」とお伝えして、持ち帰らせていただきました。

 

  店に帰って、糸を通さないで運転してみると、ギヤが割れている時のような症状です。

 分解してみると、なんと!糸屑がモーターのプーリーの中に巻き付いており、

 モーターとプーリーの凸凹の一部分が埋まってしまっています。プーリーの

 へこんだところと、溝の埋まったところが出来たことにより、ベルトとプーリーが

 スムーズに動かず、いびつな回り方になり、音がしていたのです。

 ジャノメJC710001.JPG

  厚物を縫っていたのが原因ではなく、下糸を巻く時に綺麗に巻き取れず、

 ボビンの下側の軸に巻き付いた糸が、モーターベルトに巻き付き、

 さらにモータープーリーに巻き付いてしまったからだと考えられます。

 ジャノメJC710002.JPG

 「たかが糸でそんなことになるんですか?」と良く聞かれますが、

 こちらのミシンを修理する数日前に、工業用ミシンのモーターから火と煙が出て

 ボヤ騒ぎになった方からミシンを修理して欲しいとご依頼があり、訪問してきました。

 その時もモーターのプーリーに糸が絡んで回転が重くなり発熱したのが原因でした。

 こうなると、モーター交換する以外に方法はありません。

 

 糸の巻き込みは、天秤から糸が外れてクランクシャフトに巻き付くことで

 ミシンの動きが重くなり、それを無理して使って全く動かなくなるというのが一番多いです。

 また職業用ミシンや工業用ミシンを使用している方は、釜に糸を喰い込ませて

 全く動かなくなってしまうというのも多いです。

 おかしいと思ったら、ミシンを使用しないで早めにお電話をください。

 ちょっとしたミスが大きな故障につながることがよく見受けられます。

 ジャノメJC710003.JPG

  ミシンは、お預かりした翌日の朝、納品いたしました。

 お客様は、修理に何日もかかると思っておられた様子で、

 「修理代はいくらになりましたか?」と恐る恐るお聞きになられました。

 しかし、「当店でお買い求めいただいたミシンは5年保証ですので、無料ですよ」と

 お応えすると、とても喜んでいただけました。

 

 ミシンは「買って終わり」ではありません。機械ですので、

 購入する際は、その後のアフターサービスも視野に入れて

 検討されることをお勧めします(*'ω'*)

 

ミシン修理ブログ第46回 JUKI HZL-7700 パタパタと大きな音がする

 

 

  皆さん、こんにちは!スタッフです。今年は例年にないほど雪が降っていますね~(;´・ω・)

 寒さが厳しく、インフルエンザや風邪も猛威を振るっています。

 まだまだ寒さが続きそうですが、元気に頑張っていきたいと思います!

 そして、今日はバレンタインデーですね。素敵な一日をお過ごしください(*'ω'*)

 

  さて、今回の修理ブログは、JUKI ザ・ミシンシリーズのHZL-7700です。

 普通に縫えるけれど、パタパタと音がしてうるさいとのこと。

 今にも壊れそうな音がするので修理して欲しいとご依頼がありました。

 

 1ヶ月前にも、同業他社様から「HZL-7800が縫えるけれどパタパタと異常な音がする、

 なぜそのような音がするのか分からないので修理して欲しい」と依頼がありました。

 その時と同じなので、大体の予測はつきました。

 

 「購入してから、ほとんど手入れをしたことがないので、分解して、

 オイルやグリスも注入してほしい」とのことでしたので、お預かりしました。

 

 JUKIのザ・ミシンシリーズは、ほとんど同じような構造になっていますので

 他の機種でも同様の症状になる可能性は高いです。

 

  分解してみると、糸送りをするローラーの隣の電磁石の先の糸を挟む金具部分は

 見た目には異常がなさそうです。しかし、パタパタ音がするところは、

 ここしか考えられません。

 JUKI HZL-770001.JPG

 実際に電気を入れて動かしてみると、糸締めをする時、電磁石に電気が入って

 パチャっと金具が引っ付きます。電気が切れると、また金具が開きます。

 金具を引っ付けたり、開いたりする為に、5㎜径ほどの芯棒が使われており、

 芯棒の外周にコイルスプリングが巻き付けられています。

 その芯棒の下側の溝に取り付けられているEリングがなくなっている為、

 芯棒が踊ってパタパタと音がしていました。これが原因です。

 JUKI HZL-770002.JPG

 Eリングを取り付けて試運転してみると、パタパタと音を立てることなく

 動きます。あとは、各部を清掃・注油して、組み立てて完成です!

 音も軽やかになり、快調に動くようになりました。

 JUKI HZL-770003.JPG

 同様の症状やミシンの調子が悪いなど、悩んでいる方がおられましたら、

 気軽にお電話ください(*'ω'*)

 

ミシン修理ブログ第45回 ジャノメ503型 全く動かない

 

 

  皆様、あけましておめでとうございます。

 新年のご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。

 今年も皆様にご満足して頂けるサービスをお届けできるよう努力して参ります。

 ブログの方も元気に頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

  さて、新年最初の修理ブログは、ジャノメ503型、Monage E2000です。

 お客様から、「しばらくぶりに使おうとしたら電気は点灯するけど、

 スタートボタンを押しても全く動かないので修理して欲しい」とお電話がありました。

 

  訪問して、ミシンを見させていただきました。スタートボタンを押すと、少しだけ

 動きましたが、その後が動きません。考えられるのは、スタートボタンのところの接点不良か、

 電子基板のリレーに相当する部分の基板不調、モーター不良のどれかです。

 あとはコネクターの接点不良ということもたまにあります。

 いずれにしても、ミシンを分解しないといけないので、預からせていただくことになりました。

 

 持ち帰り、分解してみると、コネクターは問題ありません。

 ミシンもまだ綺麗な状態で、目視検査ではモーターも問題ありません。

 押しボタンスイッチに酸化被膜が出来て、スイッチの入りが悪いのだろうと考え、

 接点復帰処置をしたところ、調子よく動き始めました。

 MonageE200001.JPG

 ただ、モーターの動きに波があるなぁと思いながら、ミシンを組み始めました。

 しばらく使っておられなかったので、多少動きが安定しないのだろうと

 安易に考え、カバー等も取り付けて組み立てました。

 しかし、スイッチを入れてみると、再び、電気は点灯しているのに全く動かない、

 という状態になりました。

 

  再度、分解して、モーターも本体から取り外してみると、

 モーターの裏側のカーボンブラシのふたが壊れて、カーボンブラシが飛び出していました。

 これが原因でした。

 MonageE200002.JPG

 モーターと本体の隙間が狭く、完全に飛び出さないでいた為、時々動いていたようです。

 カーボンブラシとキャップを新しいものに交換して、OKとなりました。

 MonageE200003.JPG

 ミシンが比較的に新しい為、私自身、先入観があり、

 まさかそんなところが悪いとは思ってもいませんでした。

 変な先入観は持たないで、仕事をしなければ、とんでもないミスをやりかねませんね。

 とても考えさせられました。これからも新しく学んだことを忘れず、

 お客様に満足いただける仕事をしていきたいと思います。

 

 同じ症状の方、ミシンの調子が悪いけど、どこに相談したらいいのかわからない方、

 気軽にお電話下さいね(^^)