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ミシン修理

ミシン修理ブログ第65回 JUKI e60 電源が全く入らない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 10月に入り、大分涼しくなってきましたね。昼間は暑いときもありますが、

 朝晩は冷え込むことも多く、体調不良になる方が増えているようです。

 インフルエンザも流行っているという噂ですので、しっかりと対策をして

 元気にがんばりましょう!(^O^)/

 

  さて、今回は当店でウェーブロックBL69WJを購入されたお客様からの修理依頼です。

 「ここで買ったミシンではないのですが、見てもらえますか?」とJUKIのe60を

 持って来られました。スイッチを入れてもウンともスンとも言わず、電気も全くつかない状態です。

 かなりよく使われているらしく、釜の中なども埃だらけでした。

 

 最初は、コードが断線しているのかと思い、底板を外してコードリールを取り出し、テスターで

 計ってみましたが正常です。プラグのところが接触不良なのかと思い、調べてみても

 こちらも正常です。急いで縫われているものがあるという事で、当店のミシンを貸し出して

 使っていただくことにしました。購入されてから一度も調整されていないとのことでしたので、

 分解掃除・清掃も兼ねて、オーバーホールをすることになりました。

 

 分解してみると、針部上部のクランク等に糸が巻きついています。このようなことが原因で

 大きな負荷がかかり、基板に取り付けてあるヒューズが飛んでしまったのではないかと思い、

 さらに分解すると、やはりヒューズが飛んでしまっている状態でした。

 JUKIe6002.JPG

 JUKIe6001.JPG

 ヒューズを入れ替えると、ミシンの操作パネルに電気は入りましたがランプは点灯しません。

 よく見ると、電球のフィラメントが切れています。ランプは寿命だったようで、

 15wの夏目球に付け替えOKとなりました。

 内部・外部、全て清掃し、外せる部品は外して水洗いして乾燥させました。

 その後、ミシンに注油し、グリスの必要な所はグリスを塗り、

 全てを組み込んで、縫いテストをして完成となりました。

    JUKIe6003.JPG

 お客様は、新品を買わないといけないと思っておられたようで、大変喜んで頂けました!(^^)!

 

 同じような症状でお困りの方、その他、ミシンに関するご相談など、お気軽にお電話下さいね(*'ω'*)

 

 

ミシン修理ブログ第64回 JUKI HZL50Z、HL676 糸を拾わない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 雨続きの天気から一変して、暑さが舞い戻ってきましたね

 急に暑くなったり、涼しくなったりと体調を崩しやすいので

 気を引き締めていきたいと思います。夏風邪は長引くので特に注意ですね!

 

  さて、今回はJUKIのHZL-50Z、HL676の2台です。

 糸を拾わない、変な音がするということで、同時期に修理依頼が入りました。

 両方とも釜駆動ギヤの割れではないかと思い分解すると、やはり2台とも割れています。

 かなり無理をしたのではないかと思い、お客様にお聞きすると、

 「そんなに厚い物を縫った覚えは無い気がするけれど、以前はジーンズや帆布を

 縫っていたから、そのせいかな?」とのこと。

 ミシンはプラスチックと鉄の加工品なので、古くなってくると、

 プラスチックが劣化してきて割れやすくなることはあります。これは仕方のないことです。

 

 HZL-50ZとHL676を分解して、下軸のシャフトを本体から外し、釜駆動ギヤを

 交換しようとしましたが、カムの所のピンがサビていて抜けません。何をしても抜けないので

 電気ドリルでピンの所に穴を開けてピンを交換し、ギヤを交換しなければなりません。

 ピン径は2㎜くらいなので、1.5㎜Φ径のドリルを使用しましたが、ドリルが折れたり、

 抜けなかったりでとても大変でした。

 HZL-50Z01.JPG

 それでも何とかピンを抜き、釜駆動ギヤも交換しました。

 修理の場合は、新品を組むのとは違い、錆ついていたり、変形していたりと

 かなり手間がかかります。また、組む時に布送りと針の動くタイミングや針と釜のタイミング、

 すき間なども合わせるのが重要なポイントになります。

 HZL-50Z02.JPG

 それらすべてを調整しないと、針が下がっているのに布を送ろうとしたり、

 目が飛ぶなどの不具合が出て来ます。

 その為、下のシャフトを本体から外すと調整がとても大変なのです。

 最後に縫いテストをして、今回の修理は完成となりました。

 HZL-50Z03.JPG

 同じような症状の方やミシンでお困りのことがある方はお気軽にお電話下さい(*'ω'*)

 

ミシン修理ブログ第63回 ベビーロック 糸取物語 糸が通らない

 

 

  皆さん、こんにちは!スタッフです(^^)/

 毎日、厳しい暑さが続いておりますが、体調崩されていませんか?

 熱中症患者の数が多く、恐怖を感じております。

 特に!普段からあまり水分を取らない方は要注意です!

 積極的に水分・塩分・ミネラルを補給し、夏野菜をしっかり食べて

 暑さに負けず、夏を乗り切りましょう!(*'ω'*)

 

  さて、今回はまた遠方(滋賀県)の方からのご依頼です。

 ベビーロック 糸取物語BL-660FEXが、パイプを連結してエアーポンプを動かしても

 糸が通らないとお電話がありました。お話をお聞きすると、

 空気は流れているが下ルーパーの糸が途中で詰まってしまい、

 最後まで綺麗に糸が通らないとのこと。簡単なつまりであれば、付属のワイヤーを

 糸の差込口から差し込んで通して貰えば取れますよとお伝えしましたが、

 途中でワイヤーが止まってしまい入って行かず、ご主人のギターの弦で試してみても

 やはり無理とのことでした。

 その状態では、分解して下ルーパーを取り外してから修理しないといけないと判断し、

 送って頂くことにしました。

 

 翌日の午前中にはロックミシンが届きました。試合用の衣装を作っており、お急ぎとのこと

 でしたので、すぐに修理に取り掛かりました。

 分解してみると、やはり下ルーパーとエアーパイプの連結部のゴムチューブ部分に

 赤いウーリー糸の結び目が団子状に固まって出て来ました。

 BL066FEX01.JPG

 それを取り除き、再度ルーパー部を慎重に組み立て、試しにエアーパイプを連結して

 糸を通してみました。勢いよく糸が飛び出し、OKとなりました。

 BL-660FEX02.JPG

 しかし、下ルーパーを分解したので、上ルーパーとのタイミングと針のタイミング、

 針とルーパーの隙間調整などをきちんとしないと目飛びしてしまいますので、

 それもきちんと調整しました。また、ミシン内部清掃、グリスやオイルの注油なども

 しっかりとした上で試運転し、完成です。

 BL-660FEX03.JPG

 届いたその日の夕方には無事宅配業者さんに持ち込むことが出来ました。

 お客様にご連絡すると、大変喜んで頂けたので良かったと思います(*'ω'*)

 部品の交換も必要なかったので、運送料含め一万円程での仕上がりとなりました!

 同じような症状でお困りの方、ミシンの修理をどこへ頼んだらいいのかわからない方など

 お気軽にお電話ください!(^^)!

 持ち込みの場合、その場で直ることもあります♪

 

 

 

 

 

 

 

ミシン修理ブログ第62回 エルナプレス EP33 電気が入らない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 梅雨に入ってもあまり雨が降っていませんでしたが、

 最近ようやく梅雨らしい感じになりましたね

 畑の水やりが少なくて済むのでとても助かっています(笑)

 ただ,土日は気分的にも晴れて欲しいですね

 

 さて、今月もまたまたエルナプレスです(*^-^*)

 人気ですね、エルナプレスは(*‘∀‘)重宝している方が多いのでしょうね♪

 今回は、アイロン中に煙が出てきて、すぐに電気を切ったが、

 もう一度電気を入れても煙が出てきて、その後電気が入らなかったとのこと。

 

 多分、何度も電気を入れておられるので、電子基板を焼いて使用できなく

 なっているのではないかと心配していましたが、

 分解してみると、案の定基板の1/4程が焼けてしまっています。

 エルナEP3301.JPG

 基盤を外して裏面から電線をつないで組み込みましたが、他の電子部品も

 熱や過大電流が流れたらしく、駄目になっています。

 おまけにアイロン部のサーモスタットもショートした状態で

 調整をするのに時間が掛かってしまいました。

 エルナEP3302.JPG

 同じような電子部品を探して基板を作成するよりは、

 原始的な発想を使い、基板や電子部品を使わず、サーモスタットのところに

 289度の温度ヒューズを組み込むことにしました。

 今回のような過大電流が流れた時に火災にならない様に8Aから10Aの

 ヒューズを使うことにしました。

 

 今迄、ヒーターを使って熱くするエルナプレスに、何故温度ヒューズや

 電流用のヒューズが使われていないのか疑問に思っていました。

 大きな電流が流れると電子基板が壊れるから不必要だと欧米の方は

 考えられたのでしょうか…?

 日本人的な発想からすると、大きな電流が流れても危険ですし、

 ましてサーモスタットが壊れても火災になるので

 温度ヒューズは必要だと思うのですが…

 エルナEP3303.JPG

 とにかく、その2つのヒューズを組み込んで、サーモスタットに

 電気が流れている間はネオン球が点灯するようにしました。

 温度調節器は、実際に布地を挟んで実験をしながら調整したので

 かなり時間を要しましたが、快適にアイロンプレスがかけられるように

 なり、完成です!

 エルナEP3304.JPG

 温度調節器の方でも電流が切れる様にしました。

 エルナプレスでも新しいタイプのEP43などは、サーモスタットが

 取り付けられておらず、電子制御で温度調節をしているので

 このやり方だと修理できないだろうなと考えています

 

 

 

ミシン修理ブログ第61回 エルナプレス2000 EP-43 熱くならない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです

 6月に入りましたね。田植えも終わり、梅雨に入ったかなと

 思ったのですがいいお天気が続いていますね!(^^)!

 洗濯物は乾いてくれるので助かっていますが、多少の雨は必要です(笑)

 ちょうどよく雨も降り、野菜やお米がぐんぐん育ってくれるといいなと思います。

 

 さて、今回の修理ブログは、何度も登場しているエルナプレスです!

 コンセントを繋げると電源及び布の種類を示すランプがすべて点滅してプレス面が

 熱くならないので修理して欲しいと連絡がありました。

 20年程前前のエルナプレスですが、基盤不良が考えられます。

 代理店があって電子基板が手に入るのなら簡単なのですが、20年前の商品となると

 電子基板は恐らく、もう在庫が無いだろうと考えられます。

 30~40年前のエルナプレスと違って、かなりハイテクになっています。

 すべて分解して、基板のハンダ付け不良の箇所や部品、点検しても

 1ヶ、1ヶは特別な不良箇所は見つけられません。

 ひょっとしたらアイロン部の不良なのかも知れないと思い、

 ヒーター部も分解してみました。

 EP4301.JPG

 この頃からエルナプレスはサーモスタットを使用しておらず、電子制御になっていますが

 これも問題なさそうです。すべて分解して分かったことですが、

 エルナプレスのヒーター部は素晴らしいです。

 最近、エルナプレスの類似品がネットで3万円台で売られていて、

 「2回ほど使ったら壊れた。修理して欲しい」とご依頼もあるのですが

 それは購入した先へ修理を依頼して下さいと全てお断りしています。

 理由は、1年以内の故障なのでメーカー保証が付いていることと、

 修理部品は販売先で安易に手に入ると思われるからです。

 

 エルナプレスが30年~40年と使い続けられるのは、プレス面全面に

 均等に電熱線が張り巡らされており、

 この部分だけでもかなりお金がかかっていると思われるからです。

 さすが、精密機械の国スイス製ですね。

 EP4302.JPG

 コネクターなどの金属面接合部は全て磨いてはめ込み、電線は20本ほど

 帯状になっているコードもしっかりとはめ込みました。

 試運転してみると、正常に熱くなりますし、ヒーター部の熱さも

 正常に動作します。しかし、電子部品の不調も考えられますので、

 数日間テスト運転して、再度分解組み立てテスト運転し、お客様の元へお送り致しました。

 EP4303.JPG

 今回のように不良箇所が断定できない故障が一番厄介です。

 毎日ヒーターで熱せられて、また冷えてという繰り返しで

 金属端子に酸化被膜が出来たのが原因で通電不良になったのではないかと考えています。

 

 現在、他県から、エルナプレスの修理がたくさん入ってきております。

 直せるもの、直せないものもありますが、同じ症状の方、

 お困りの方が居ましたら、お気軽にお電話下さい。

 他県からお掛けになる場合は、フリーダイヤルが通じない為、

 お手数ですが、直接店舗の電話番号におかけください。

 

 

 

 

 

 

ミシン修理ブログ第60回 ジャノメ 7515 針が下に下がらない

 

  みなさま、こんにちは!スタッフです!

 ついに新しい時代が幕開けましたね(*^-^*)

 まだ実感も何もありませんが、祝日という事で小さな国旗を掲げてお祝いしています。

 令和元年.JPG

 令和という新たな時代がどんな時代になるのか、とても楽しみですね♪

 問題が山積みのまま、新しい時代になりましたが、

 平和でみんなが幸せを感じられる、豊かな時代になるといいなと思います(*'ω'*)

 当店も平成最後に新しい機器を導入し、新たなことに取り組み始めました。

 まだまだ色んなことに挑戦して頑張っていきたいと思っていますので、

 新しい時代も当店をどうぞよろしくお願い致します!

 

  さて、令和一発目の修理ブログは記念すべき60回でもあります。

 今回は、ジャノメ 7515の針が下がらないという事で、同業のミシン屋さんから

 ご依頼がありました。聞くと、学校に納品したミシンで、どうしても針が押えに

 当たって動かないとのことです。

 見てみると、確かに針が押えに当たっています。中心がずれたのかと思い、

 針棒支持体や振幅腕止めネジを見ても異常はなさそうです。

 ジグザグにして、針を左に寄せて下げると、針が下に降りる途中で右に

 持って行かれるので針穴の中に入りません。

 ジグザグの時、針を左に持って行くためのスプリングはついているようです。

 これはひょっとしたら、ステッチ切換のカム機構に異常があるのかもしれない

 と考え、預からせて頂きました。

 

 ミシンのカバーを全て外してカム機構台を調べてみましたが、異常はなさそうです。

 ジャノメ751502.JPG

 今まで、こういった故障で修理した経験は無かったので悩みました。

 動きの伝達系統を調べてみると、カム機構からくる振幅ロッドが変な動きをしています。

 よく見えない為、さらに色んな部品を外していくと、

 なんと!スプリングはついているのに、振幅ロッドが軸から外れています。

 ジャノメ751501.JPG

 振幅ロッドを外すには、スプリングバネを外さないといけませんし、

 生徒さんが外れたスプリングを取り付けたとは考えられません。

 おそらく、ミシンを組み立てる時に組み立ての順序を間違えたのでしょう。

 この状態では、振幅ロッドがスプリングの入る軸より上にあるので、

 ミシンの振動で外れる可能性は十分にあります。

 正規の順序で組み立ててやると、まずロッドが外れることは無さそうです。

 

 実際にミシンを動かしてみると、正常に動き、OKとなりましたが、

 針が定位置で止まりません。再度分解して、

 フォトセンサーが故障していないか、回路ケースの中の

 コネクター端子が外れていないかを確認しましたが問題はありません。

 

 同業のミシン屋さんにその旨を伝えると、「この学校は色んなミシンを

 使用しているので、縫えればいい」とのことでしたので、

 その状態でOKとなりました。

 ジャノメ751503.JPG

 今迄見てきた中で、新品で検査に通って来ているはずなのに、

 最初から釜ずれしているものや、布送りと針の落ちるタイミングが

 狂っているミシンもありましたので、こういう事もあるのかもしれません。

 新品だから大丈夫と過信しないことです。

 ミシンを購入した時からおかしかったら、購入した店舗にすぐに連絡し、

 新しい商品と交換してもらって下さいね(*'ω'*)

 

 

 

ミシン修理ブログ第59回 ジャガー KM-571PW 直線しか縫えない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです。あっという間に4月も半ばに

 差し掛かっていますね。今年は暖かかったり、急に寒くなったりと

 寒暖の差があったおかげで、桜がまだ満開の状態です。

 私たちも4月の初めに姫路城までお花見に行ってきました!さすがは天下の姫路城!

 桜も綺麗でしたが、何よりお城が大変見応えのあるものでした(*^-^*)

 外は天気が良く暖かったのですが、お城の中は底冷えがする感じで…。

 昔の方は今よりもっと厳しい状況であの寒さに耐えていたのでしょうね( ;∀;)

 桜の時期は白とピンクのコントラストが綺麗なので行ったことのない方はぜひ!

 お花見01.jpg

 姫路城.JPG

 

  さて、今回の修理ブログは、ジャガー 電子ミシン KM-571PWです・

 ジグザグや裁ち目かがりをしていたら、急に直線縫いしか出来なくなったとのことで

 持ち込まれました。

 最初は、あまり使っておられなくて、固着で横振りしなくなったのかなと思い、

 電源を入れないで針棒を横に押すと軽く動きます。

 愛着のあるミシンということで、かなり使い込んでおられる様子。

 ミシン内部の故障と思われるので、一応お預かりして分解し、原因を調べ、

 部品が必要か、修理金額がいくらになるか、見積もりを出すことになりました。

 それによって修理するかどうか決められるとのことでした。

 

 分解するまでは、ステッチ切換カム機構のカムの異常だろうと考えていました。

 しかし、分解してみるとカムの異常ではなく、カムを回すための上軸ウォームギヤーの

 ネジが弛んで歯車から外れ、カム機構が動かなくなっているのが原因でした。

 KM-571PW01.JPG

 ウォームギヤーを正規の位置に戻し、止めネジ2か所をしっかり締めてスイッチを

 入れるとOKとなりました。

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 部品は特に必要なかったので、そのまま修理し、他の悪い所なども全て調整して

 清掃。更にグリスやオイルも注入してお渡ししました。

 KM-571PW03.JPG

 

 今回は、珍しい場所のネジの弛みによる故障という事で、ご紹介しました。

 故障の原因は、本当に色々あるものですね。

 

 

ミシン修理ブログ第58回 エルナプレス 電気はつくが熱くならない

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです。

 3月に入り、段々と春らしい気候になってきました。

 特に晴れた日は、日向ぼっこをしたくなるような暖かさですね(*'ω'*)

 3月と言えば卒業ですが、私の周りでも地元を離れていく友人がちらほら…。

 この年齢になると結婚の話題が多く、地元を離れる友人の多くは結婚です。

 結婚ラッシュなるものを今迄経験したことが無かったのですが、

 今年、初めてのラッシュになりそうです。結婚もラッシュならば出産もラッシュに

 なるのだろうと何となく今から覚悟をしている私です(笑)

 

  さて、今回の修理ブログはおなじみになってきました、エルナプレスです!

 川崎市にお住いの方から、「ホームページを見ました。私のアイロンプレスも

 修理して頂けませんか」とお問い合わせがありました。

 どんな状態なのかをお聞きすると、「20年ほど前に購入した物で、電源は入るし、

 ランプは点灯して、操作する面はきちんと動くのに熱くならない」とのこと。

 お話の内容から、中の電子基板が悪くなっているな~という印象でしたので、

 エルナプレスもかなりハイテクになっているのだなと感じました。

 

 最近の電子基板は、集積回路を使用しているので、場合によっては直らない可能性が

 あることをお伝えしたうえで送って頂きました。今まで送って頂いたエルナプレスは、

 100%直って送り返せていましたが、今回は無理かもしれないと思いました。

 

 送って頂いたエルナプレスを見ると、いかにもハイテクという感じでした。

 今まで修理したものと違い、操作面もスイッチや温度調整器が見当たらず、

 流線的で、かなり洗練されたデザインになっています。

 

 分解したり組み立てたりする時のネジ類も見受けられず、最近のミシン同様、

 組み立てるのは簡単ですが、分解するのは難しそうです。

 なんとか分解してみると、思った通り操作部の制御用の電子基板と

 ヒーターなどにつながるメイン基板の2枚しかありません。

 操作部の制御用電子基板は問題がありませんが、メイン基板の方が

 全く反応してくれません。テスターであちこち測定しても、

 どの部分が悪いのか全然わかりません。

 eruna02.JPG

 本来なら、部品さえ手に入れば新しい電子基板に交換してOKとなるのですが、

 スイス製でしかも20年以上前の製品となると仮に日本に代理店があっても

「部品がありません」と言われるのが当然だろうなと考えていました。

 

 通電したまま基板をつついていたら、瞬間的ですがアイロン面が温かくなりました。

 これはメイン基板のどこが悪いかを探せれば何とか直せる!と確信しました。

 翌日、通電したままテスターで調べていたら、基板の裏面で火花が飛びました。

 早速、コード端子を全て外して、メイン基板の取付ネジを外し、裏面を見てみると

 大型トランジスターの3本足の内1本が、きちんとハンダ付けされていません。

 原因がわかりました。

 eruna01.JPG

 その部分をハンダ付けして、再度基盤を取り付け、通電してみました。

 すると、アイロン面が熱くなってきました。電気回路はこれでOKです。

 

 本体内の綿ぼこりを圧縮空気で吹き飛ばし、外した外装部分は丸洗いして

 汚れを取り除いて乾燥させました。

 更に、木のアイロン台に3mm厚のコルクを取り付けて組み立てました。

 

 実際に試運転をしてみると、低温・中温・高温と上手く温度も切り替わります。

 長くアイロン面をアイロン台に接触させておくと、ピーピーと警報音も鳴ります。

 これで完成と言いたいところですが、使用中に押えレバーを上げると、

 その都度押えレバーのロック用スライダーが勝手に動いてしまいます。

 これでは使いづらいので、0.3mm程の厚みの合成樹脂の薄板をスライダーの裏面に

 貼り付けると、ちょうどいい動きになりました。これで完成です。

 eruna03.JPG

 今まで、エルナプレスの修理は全て修理内容が異なります。

 その為、時間もかかり、採算的には合いませんが、頭の体操になりますし、

 なによりお客様に喜んでいただけるのが嬉しいので続けるつもりです。

 

 お困りの時は、まずお電話でお気軽にお問い合わせ下さい(*'ω'*)

 

 

ミシン修理ブログ第57回 ジャノメ Two in One バックしかしない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 2月に入り、街はバレンタイン色に染まってきましたね

 スーパーなどでもチョコレート類がお安いので私としては嬉しい限りです(笑)

 学生の時は友チョコなどもあり、バレンタインは一大イベントでしたが

 社会人になると、地元の友だちも県外に行ってしまっていたりして

 大量のチョコを作ることは無くなりました。

 それでもやはり、バレンタインはお菓子作りがしたいので、

 身近な人や家族に感謝を伝える日になっています(*‘∀‘)

 少し早いですが、皆さんにとって素敵なバレンタインになりますように。

 

  さて、今回は、ジャノメ  Two in One(コンビ2000と同型)の修理です。

 バックしかしなくなったということで、持ち込まれました。

 見てみると、前進・後退の切り替えがうまくいきません。

 お客様のお話によると、最初は前進も後退も上手く縫えていたが、

 固いものを無理して縫っていたら縫い目が小さくなって、

 そのうち、前にも後ろにも進まなくなったそうです。その後、切換レバーを

 ガチャガチャ動かしていたら、バックだけするようになったとのこと。

 その前からミシンの動きがすごく重いような感じだったそうです。

 しばらく使っていなかったとのことなので、多分固着気味だったのでしょう。

 

 お預かりして分解してみると、グリスなども固くなっており、

 油気も無くなっていました。何年も見てもらっていないとのことだったので

 分解掃除も含めてオーバーホールすることになりました。

 

 中の正逆切り替え駒が固まっているのだろうと思いましたが、違っていました。

 中の切替のところの六角ねじは弛んでいませんが、無理をしてレバーを押した為、

 ねじの部分が締まったまま、中のシャフトを傷つけて動いたようです。

 中のシャフトを抜いて、傷をやすりで削り取り、再度組み直して六角ねじを締めつけました。

 Two in One01.JPG

 縫い目も紙に針穴を開けながら、2.5mmなら4目で10mm、3mmなら4目で12mm

 というように、測定しやすい目盛りで縫い目の粗さも調整しました。

 Two in One02.JPG

 これで何とか修理完了です!

 Two in One03.JPG

 コンビ2000やTwo in Oneは、世界初の複合ミシンとして誕生しました。

 2本糸オーバーロックとジグザグミシンに切り替えができるということで

 かなり人気の高いミシンでした。

 30数年も前のミシンですが、今でもよく使われている1台2役の家庭用ミシンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシン修理ブログ第56回 エルナプレス サファイヤ 電源が入らない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 新年一発目の修理ブログです!今年も当店をよろしくお願い致します。

  話は変わりますが、今、風邪・インフルエンザが流行っていますね!

 職業柄、絶対にインフルエンザに罹れない方たちもいます。私の家には祖父もいるので

 特に気を付けて…と思っていたのですが、正月明け、気が抜けてしまったのか、

 風邪を引いてしまいました。幸い、熱もなく、検査もマイナスでインフルエンザでは

 無かったので一安心です…。しかし、抵抗力・免疫力が落ちている時は罹りやすいと言われているので

 手洗いうがい、そしてウイルス除去の文明の利器?(笑)を駆使しながら頑張りたいと思います☆

 

  さて、本題です。今回は、このブログにも何回か登場しています、エルナプレスの修理です。

 エルナプレス、サファイヤの電源が入らない、温度調節が出来ないということで、

 今回は東京の方から修理依頼がありました。

 「25年ほど前に、三越デパートで購入して重宝していたが、急に電源ランプがつかなくなってしまった。

 同じような品物があれば、ちょっと高価だが又購入したいと思い、色んなデパート・ネットで見てみたが

 どこにも売っておらず、修理を頼もうと説明書の電話番号にかけても、現在使われておりませんという

 アナウンスが流れるだけで困っていた」ということでした。たまたま当店のホームページを見つけ、

 ご覧になったそうで、お電話をいただきました。

 お客様には、「基板不良でなければ何とかなるとは思います。100%直ると保証は出来ませんが、

 送って頂いて分解してみてからご連絡します」とお伝えして送って頂きました。

 

  スイッチの焼損が原因かと思っていたのですが、分解してみると、基板に入るところの端子が

 焼けて周りが黒くなっています。また基板の一部も焼けてとけています。

 写真ではよくわからないと思いますが、基板の端子を裏側からハンダ付けし、そこから電源を

 つないでまたハンダ付けをして、溶けた基板の不良箇所を修復していきました。

 サファイヤ01.JPG

 これであとは基板に取り付けられている電子部品が悪くなければ電気が通じるはずと思い、

 電源を入れてみるとOKです。アイロン部が熱くなってきました。

  温度調節器の方は、25年以上も常に最高温度にしたままで使用されていた為、回転軸の方が油切れと

 熱で錆ついて固着していました。お客様が無理矢理力任せで温度調節器を回してしまわれたとのことで

 ギヤが飛んで壊れて空転している状態でした。元の方から直して、順番に新しいグリスを詰めながら

 組んでいきました。サーモスタットの温度と一番低い温度(薄地のナイロンや絹がプレス出来る)を設定し、

 その状態で電源が入ったり切れたりするように目盛りを合わせて組み込みました。

 サファイヤ02.JPG

 又、アイロン面に当たる木材の板の上に3㎜厚のコルク板を貼って完成となりました。

 実際にアイロンがけをしてみると快調です!

 サファイヤ03.JPG

 年末の仕事でしたので、12月中にお送りしたところ、喜んでいただけたようで、

 年賀状までいただきました。ありがとうございます!

 

  同じような症状でお困りの方、ミシンの修理・調整・購入、

 なんでも気軽にお問い合わせ下さい♪

 お電話お待ちしています(*'ω'*)