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2019年11月

ミシン修理ブログ第66回 ブラザー 職業用ミシン 押え上げの上下が出来ない 自動糸切りが使えない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*'ω'*)

 11月ですね。あっという間に年末が来て、年が明けそうです。

 今から少しずつ、家の大掃除、普段しない部分の掃除を

 していかなければ…と思います。

 インフルエンザや風邪もまだまだ流行っています。

 温度差が激しいと体調を崩しやすいので気を付けていきましょう!

 

  さて、今回は、ブラザーTAT7603職業用ミシンです。

 仕事で使用されているとのことですが、「膝押え上げレバーで

 押えを上げ下げ出来ない、自動糸切りが使用できない」と修理に持って来られました。

 

 分解してみると、レバーを抜けにくくする為に使用している板バネの取付ネジのところから

 押え上げレバーが入る筒状のパイプ部分にかけて亀裂が入り、大きく広がっています。

 それが原因で膝押え上げレバーが機能しなくなっていたようです。

 パイプの亀裂が広がらない様に12㎜のパイプ径より厚いパイプを加工して通せば

 何とかなりそうだと思ったのですが、作成するとなると費用も掛かりますし、

 メーカーに部品は残っていないとのことでした。

 

 そこで考えたのが、12㎜のナットを使用して内径を加工し、押えレバーの

 中にいれて割れ目が広がらない様にすることです。これなら安上がりで

 いいのではないかと思い、さっそく試してみました。 

 結果は上々だったのですが、ミシンを動かして使っているとレバーが落ちてしまい、

 ストレスになってしまうとのことで更に改善することにしました。

 TAT760301.JPG

 ナットにタップでネジ穴を開け、抜け止めを作ってみましたが、ナットの大きさが問題で

 底板に当たって不具合が起きます。そこで、ナットを本体の底板に当たらないように

 かなり削って、ストッパーにネジを取り付け、OKとなりました。

 

 自動糸切りは、調べてみると、電磁石が弱くなっています。その為、磁極から外す時の

 スプリングが強すぎて、電磁石が金具をひきつけられないのが原因でした。

 こちらはもう寿命なので電磁石を交換しなけれなならないのですが、メーカーに

 部品が無いとのこと。強すぎるスプリングを外すことで自動糸切りが使える様になりました。

 TAT760302.JPG

 「自動糸切りは使えなくても鋏で切れば大丈夫ですよ」と、お客様にお伝えして

 納得して頂いた上で納品しました。毎日お仕事で使っておられるので、

 効率面などを考えた上で、買い替えのお話も少しさせていただきました。

 TAT760303.JPG

 直るミシンもあれば、寿命・部品の関係で直らないミシンもあります。

 修理代が高額になる場合や修理しても壊れる可能性のある場合は、

 買い替えも視野に入れてお話をさせて頂いたりしています。

 このミシン直るかな?買い替えが必要?など何でもお気軽にお電話下さいね(*'ω'*)