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2019年9月

ミシン修理ブログ第64回 JUKI HZL50Z、HL676 糸を拾わない

 

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです(*^-^*)

 雨続きの天気から一変して、暑さが舞い戻ってきましたね

 急に暑くなったり、涼しくなったりと体調を崩しやすいので

 気を引き締めていきたいと思います。夏風邪は長引くので特に注意ですね!

 

  さて、今回はJUKIのHZL-50Z、HL676の2台です。

 糸を拾わない、変な音がするということで、同時期に修理依頼が入りました。

 両方とも釜駆動ギヤの割れではないかと思い分解すると、やはり2台とも割れています。

 かなり無理をしたのではないかと思い、お客様にお聞きすると、

 「そんなに厚い物を縫った覚えは無い気がするけれど、以前はジーンズや帆布を

 縫っていたから、そのせいかな?」とのこと。

 ミシンはプラスチックと鉄の加工品なので、古くなってくると、

 プラスチックが劣化してきて割れやすくなることはあります。これは仕方のないことです。

 

 HZL-50ZとHL676を分解して、下軸のシャフトを本体から外し、釜駆動ギヤを

 交換しようとしましたが、カムの所のピンがサビていて抜けません。何をしても抜けないので

 電気ドリルでピンの所に穴を開けてピンを交換し、ギヤを交換しなければなりません。

 ピン径は2㎜くらいなので、1.5㎜Φ径のドリルを使用しましたが、ドリルが折れたり、

 抜けなかったりでとても大変でした。

 HZL-50Z01.JPG

 それでも何とかピンを抜き、釜駆動ギヤも交換しました。

 修理の場合は、新品を組むのとは違い、錆ついていたり、変形していたりと

 かなり手間がかかります。また、組む時に布送りと針の動くタイミングや針と釜のタイミング、

 すき間なども合わせるのが重要なポイントになります。

 HZL-50Z02.JPG

 それらすべてを調整しないと、針が下がっているのに布を送ろうとしたり、

 目が飛ぶなどの不具合が出て来ます。

 その為、下のシャフトを本体から外すと調整がとても大変なのです。

 最後に縫いテストをして、今回の修理は完成となりました。

 HZL-50Z03.JPG

 同じような症状の方やミシンでお困りのことがある方はお気軽にお電話下さい(*'ω'*)