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2017年3月

ミシン修理ブログ第35回 ブラザーレナージュ 動かない

 

 

  みなさま、こんにちは!スタッフです!

 3月に入り、少しずつですが暖かくなってきていますね。

 就職・入園・入学とたくさんの方たちを見ていると

 応援したくなると同時に、

 自分も何か新しいことがしたい!という衝動に駆られました(*'ω'*)

 新しく始めるというのは楽しいことだけではないですが、

 何歳になっても何かに挑戦する気持ちを持ち続けていたいですね♪

 

  さて、今回は、ブラザーレナージュのミシン修理のご依頼です。

 24年前に発売された文字縫いの出来る高価なミシンです。 

 押しボタンスイッチを押しても全く動かず、モーター音も全く聞こえません。

 コンピューター基板の故障かモーター不良かコネクターの接続不良か、

 すぐ判断できないので一晩預からせていただき、分解してみることにしました。

 急ぎの品物があるというとこで、替わりのミシンを貸し出し、直るまで

 そちらのミシンを使ってもらうことにしました。

 

  分解してコネクターの接続状況を調べてみましたが、全く問題ありません。

 コンピューター基板が悪いかどうかについては、

 見た目では悪くなさそうに見えますが、これは全く動かない為、判断できません。

 モーターもテスターで調べたりしましたが特に悪くなさそうです。弱りましたね。

 

 ひょっとしたら、スイッチ基板の接点の酸化による被膜が原因かも?と考えましたが

 スタートスイッチ、返しボタンスイッチ、上下停針ボタンスイッチ、自動糸切りスイッチの

 4つのスイッチ全部が酸化被膜で動かないというのは、今までの経験から

 まず無かったことなので、普通なら4つの内、一つは動くはず…と思いました。

 しかし、もしそうならこのスイッチ基板の回路を通さなければ動くかも!…と

 フットコントローラーを使ってやってみました。

 「あ!動いた!」感動の瞬間といった感じでした。これなら直せると確信しました。

 ブラザーレナージュ01.JPG

 本来ならスイッチ基板を取り換えればOKなのですが、24年前のミシンなので

 部品が手に入りません。他の中古ミシンから部品どりが出来れば良いのですが

 あいにく同じ型のものはありません。

 なので、接点復帰処理をやってみました。時間はかかったのですが、

 バッチリOKとなりました。

 ブラザーレナージュ02.JPG

 あとは清掃クリーニング、各軸受などへの注油をして、

 ギヤーなどにグリスを塗布し、糸調整をして組み立てました。

 ブラザーレナージュ03.JPG

 翌日、お客様に修理完了したことをお電話すると、

 「うそ!信じられない」という答えが返って来ました。

 ミシンを引き取りに来られた際に、色々お聞きすると、

 当店に持ってこられる前に何軒か持っていったそうです。

 しかし、「コンピューターが悪いし、古いから部品がない」と、どこでも

 買換えをすすめられたとのこと。

 でも、当時20万円以上出して買った思い出のあるミシンなので

 諦めきれずにいたところ、たまたま当店のホームページを見つけ、

 多分直らないだろうと思いながらも遠方から持って来られたそうです。

 直すことが出来て私もとてもうれしかったです。

 

 メーカーさんの方は、製造年数が経過して部品が無くなった時点で、

 修理中止機種として受け付けていませんので、こんなこともありますから

 一応持ってきていただけたらと思います。

 直らない場合は、どんなに時間が掛かっても修理代は頂いておりません。

 遠慮なく、気軽にご相談下さい。