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2016年10月

ミシン修理ブログ第30回 ベビーロックアーチザンA630 目が飛ぶ 巻きロックが出来ない

 

  みなさん、こんにちは!スタッフです!

 稲刈りの時期になりましたね!

 秋といえば、読書の秋、収穫の秋、スポーツの秋

 などなど、たくさんあってワクワクします♪

 台風も少し心配ですが、稲刈りまでは、

 何事もなく過ぎてほしいものです(;´・ω・)

 

  さて、早いもので修理ブログも第30回を迎えました!

 1ヶ月に一度の更新を目標に頑張っておりますが、もう30回?!という

 不思議な気分です。

  今回は、ベビーロック アーチザンA630の修理依頼です。

 インターネット通販で購入されたそうですが、買った当初から、

 なんとなく調子が悪かったようです。

 巻きロックに関しては、取扱い説明書を見て何度挑戦しても

 うまく縫えない状態。結局、購入してから3年以上経つが、

 完全に諦めてしまっていたとのこと。

 

 初めは、「普通のロックで縫い合わせをする必要があったので

 4本ロックにして縫ったけれど、目が飛んでどうにもならない。」と

 ご連絡がありました。私は、

 「針が曲がっていませんか?まず、針を新しい針と交換して

 縫ってみて下さい。それでも悪い場合はご連絡下さい。」

 とお伝えしました。

 

 翌日のお昼頃、「やはり調子が悪いので見て下さい」と

 ロックミシンを持って来られました。

 お預かりして見てみると、針は9番を2本使用されていました。

 このロックミシンは、針棒が糸取物語や衣縫人と違うため、

 垂直に針が上下しません。少し斜めに角度を付けてあるので

 細い針を使うと、厚いものや固い所を縫った時に

 針が反った状態になり、目が飛んだり、針が曲がってしまうことがあります。

 

  まず、針を11番に交換して、上ルーパーとの隙間具合を見ると、

 完全に針とルーパーが当たっており、針が曲がってしまいます。

 しかも、下ルーパーが針糸をすくう時に大きく湾曲してしまっています。

 これでは、3本ロックにしても上手く縫えません。

 

 針と下ルーパーの隙間を調整し、縫ってみましたが、

 それでも多少目飛びします。

 上ルーパーと下ルーパーのすくうタイミングも

 あまり良くはありません。

 アーチザンA63001.JPG

 すくう位置のタイミング調整をしてみましたが、

 今一つ納得できる縫い目になりませんでした。

 

 今度は、針棒の高さを上ルーパー、下ルーパーの

 すくい位置に合わせて、実際に縫いながら

 上にあげたり、下に下げたり、微妙な調整をしました。

 アーチザンA63002.JPG

 何とかどこに出しても恥ずかしくないような縫い目になりました!

 アーチザンA63003.JPG

  針が垂直に落ちるロックミシン以外は、11番で、

 少し厚い生地などは14番の針が良いと思います。

 最近のロックミシンは、針の糸通し器がついいているミシンも

 多いですが、9番の針には糸通し器が使用できません。

 無理に使うと、針穴に入る糸通しのフックが壊れしまいます。

 

  最近の家電やミシン、ロックミシンなどもそうですが、

 ほとんどが外国で作られています。

 新品でも、「なんでこんなのが検査に通ってきたのか」

 と不思議に思うようなものもたまにあります。

 日本製品では考えられないことですが、そんな時は

 まず、購入されたお店に相談してみてくださいね(^^)